「薄型で変形デザイン可能」な次世代電子ペーパーディスプレイ、E Inkが立ち上げ

» 2008年05月13日 08時11分 公開
[ITmedia]

 電子ペーパー技術を手掛ける米E Inkは5月9日、次世代SDC(セグメントディスプレイセル)技術を採用した新たなディスプレイの提供開始を発表した。

 SDC製品は、記号やアルファベット、数字などを表示する単純なディスプレイで、読みやすくて紙のように薄く、省電力だという。次世代SDCは従来よりも40%薄く、動作可能温度の幅も-10度から60度に広がっている。柔軟性も向上しており、曲げたり、四角だけでなく丸い形にすることもできる。AmazonのKindleやソニーの電子書籍リーダーで使われているE Ink Vizplex技術も採用している。

 SDCは家電やインジケーター、電子棚ラベル(電子化した液晶表示の値札)、標識などに利用でき、Delphiは自動車の電波式リモートキーにこのディスプレイを採用している。

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