総務省、ソフトバンクモバイルに行政指導──1カ月で通信障害3件発生

» 2008年05月14日 18時01分 公開
[ITmedia]

 総務省は5月14日、ソフトバンクモバイルに対し電気通信設備の事故・障害に関連した行政指導を行った。

 同省によると「ソフトバンクモバイルから2008年4月9日以降の1カ月間で重大な事故に該当するサービス中断の報告を3件受けた。報告によるといずれの事故もシステムの信頼性向上の対策や障害の極小化対策など、設備管理のために必要かつ適切な処置が十分になされていなかったと認められる」とし、総合通信基盤局長名の文書で事故の再発防止策検討や予備設備点検の実施、報告するよう指導した。

ソフトバンクモバイルから報告された重大な事故概要
発生日 概要
2008年4月9日 発生日時:2008年4月9日18時9分〜23時41分(5時間32分)
影響サービス:3G携帯の音声通話発着信不可
影響範囲:全国の約87万ユーザー
原因:在圏位置登録装置電源部の両系故障
2008年5月5日 発生日時:2008年5月5日3時37分〜6時45分(3時間8分)
影響サービス:2G携帯の全サービス利用不可
影響範囲:秋田県全域、青森県、福島県および宮城県のそれぞれ一部地域 約4万4000ユーザー
原因:移動体通信交換機の両系故障
2008年5月6日 発生日時:2008年5月6日6時29分〜11時13分(4時間44分)
影響サービス:3G携帯のパケット通信サービス利用不可
影響範囲:東京都東部、千葉県西部および埼玉県南部のそれぞれ一部地域 約64万ユーザー
原因:パケット交換機の両系故障

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