写真で解説する「N906iμ」(1/2 ページ)

» 2008年05月28日 23時41分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NEC製の「N906iμ」は、同時に発表された「N906i」と同じく、2007年冬モデルをベースとしたモデル。「N905iμ」の厚さ12.9ミリというサイズはそのままに、ワンセグを追加しカメラもスペックアップするなど、ハイエンド端末にふさわしい機能強化を果たした。

photophoto 「N906iμ」。カラーは、サマンサタバサのモバイル限定ブランド「STNY by Samantha Thavasa」のコラボカラーPink Diamondeと、Garnet Red、Sapphier Black、Milky Quartz、Corla Goldの4色

 デザインでもっとも大きく変わったのが、カラーバリエーション。N905iμも深みのある上質感にこだわった塗装仕上げだったが、N906iμではさらに進化した。前モデルの背面パネルが、ボディカラーとサブディスプレイ部の黒というツートンカラーだったのに対し、N906iでは背面全体を単色とし、サブディスプレイ部をメタリック調のラインが縁取りアクセントとした。

 中でも、Garnet Red、Sapphier Black、Corla Goldは、光があたると強く輝くラメ入りの3色。カラーグラデーションとテクスチャー感を強めた4色で、薄さに彩りそえている。Milky Quartzは幾本もの淡いストライプを入れ、スタンダードなホワイトカラーに飽きのこない表情を持たせた。

 そして、“N”定番のピンクカラーとして、サマンサタバサのモバイル限定ブランド「STNY by Samantha Thavasa」とコラボレートした特別モデルPink Diamondeをラインアップする。これまでも「N903i」でサマンサタバサとのコラボ端末を登場させたが、地域限定モデルだった。N906iのSTNYコラボモデルは、オリジナルデザインのコンテンツやストラップ、そして個装箱やラッピング用のパッケージを付属して、全国販売される。

 機能面で大きく進化したのが、ワンセグ機能の追加。スリムボディのフォルムを崩さないよう、ボディ内蔵式のワンセグアンテナが採用された。また、番組によって音質を設定できるヤマハサウンドと、外部メモリ(microSD)への録画機能を備えた。

 カメラは、有効320万画素CMOSからAF付き有効320万画素CMOSへとスペックを向上。N905iやN906iと同等の6軸ダブルブレ補正も内蔵し、手ブレ補正と被写体ブレを低減させることできる。登録アドレスに素早く撮影データを送るブログ投稿メニューも追加した。

 さらに、発着信履歴やスケジュール、データBOX内の画像や映像などを一覧表示できる「デスクトップインフォ」を内蔵。N端末には各機能へのショートカットや電話番号、メールアドレスをデスクトップにアイコンとしてはり付けられる「デスクトップアイコン」機能があるが、これと切り替えてさまざまな情報を一目で確認できる。

 そのほか、クイック検索(フルブラウザ対応)、デコメアニメ、2in1、FOMAハイスピード、Music&Videoチャネル、おサイフケータイ、GPS、iチャネル、バイオ認証、緊急速報「エリアメール」、ビデオクリップ(10Mバイト iモーション)、直感ゲーム(iアプリ)、ミュージックプレーヤー(AAC、WMA、SD-Audio形式)、着うた/着うたフル、うた・ホーダイ、翻訳アプリ、などに対応する。

photophotophoto N906iμ(Corla Gold)の背面(写真=左)、裏面(写真=中央)、ダイヤルキー面(写真=右)。ラメとグラデーションを使った背面パネルはとにかくゴージャズで派手な印象を受ける。カメラは320万画素にアップし、ダブルブレ補正に対応。ニューロポインターは搭載しない

photophoto 左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。サイドキーや端子類のレイアウトはN905iμと同様。ただし、平形ヘッドフォン端子が廃止され、充電端子と統合された。ヘッドフォンを使うには、付属の変換アダプタを用いる

photophoto 端末の底面(写真=左)とヒンジ部(写真=右)。ワンセグアンテナ内蔵のため、ヒンジ部もすっきりしている

photophoto ソフトキー、ダイヤルキーはシートキーだが、1つ1つのキーを大きく間仕切り、見やすさ、押しやすさを向上させた(写真=左)。イルミネーションはサブディスプレイ横にある2つと、背面パネル中央にある1つの計3カ所

photophoto N906iμの進化ポイントは、ワンセグ機能の追加(写真=左)とカメラ機能のスペックアップ(写真=中央)。あいにく、発表会場はワンセグ電波が安定して入らず、テレビ視聴を試すことはできなかった。カメラは、6軸手ブレ補正付きのAF付き320万画素になり、被写体ブレも防ぐダブルブレ補正に対応する

photophotophotophoto 事前登録したメールアドレスに、撮影した画像をすばやく送れるブログ投稿メニュー。以前からメール送信機能はあったが、ブログ投稿ではさらに少ないステップ数で送信できる。複数のメールアドレスに登録でき、グループ分けも可能
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