映像美を追求した“Woooケータイ”の第2弾は新機構「2WAYオープンスタイル」を採用──。「Woooケータイ W62H」は2007年秋冬モデルの人気機種「Woooケータイ W53H」に続く日立製作所製のハイエンドワンセグ端末として登場する。
外観上の特徴はやはり、ディスプレイが横にも開く「2WAYオープンスタイル」。Woooケータイ W53Hから継承した発色性に優れる2.8インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)有機ELディスプレイにより、ワンセグや新サービス“LISMO Video”などの動画コンテンツを高画質で楽しめる。
その機構は、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P905i」「P906i」「920P」「921P」の“Wオープンスタイル”や、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「W44S」のヒンジに似ている。片側で支持するもう1つの軸でディスプレイが横に開く仕組みだ。ヒンジ部にはややふくらみがあるが、ボディとは異なるつややかな蒸着塗装のパーツを施し、これをデザイン上のアクセントとして演出する狙いがあると思われる。WINロゴとともに、ヒンジとボディの間がすーっと1本の線で光る「ルミナススリット」と呼ぶイルミネーションを備える。
裏面はカメラなどの出っ張りがないフラットな形状。本体の厚さは18.2ミリで、決して前機種のような“極薄”モデルではないが、両端の角に丸みを設けたことでなかなか握りやすく、手にしたときの重量バランスもかなり考えられているように思う。
ワンセグは、最近“映像性能を追求する”機種で流行のフレーム補間機能「なめらかモード」を採用する。なめらかモードは15fps(毎秒15フレーム)のワンセグ映像を最大30fpsにし、場面変化が激しく、動きの早いスポーツ番組などでもカクカクしない、なめらかな映像表示を実現する技術。日立製作所のハイビジョンテレビ“Wooo”シリーズで培ったカラーマネジメント技術や1.3倍速の音声付き時短再生、タイムシフト再生などの機能も設ける。
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