KDDIと三菱東京UFJ銀行は6月17日、両社が共同設立したネットバンクの「じぶん銀行」が、銀行営業免許を取得したことを発表した。同銀行の資本金は200億円で、株主構成はKDDI、三菱東京UFJ銀行がそれぞれ50%。サービス開始は7月中旬を予定している。
開業時には、au、ドコモ、ソフトバンクモバイルの3キャリアとPC、電話の3チャネルを通じて普通・定期の円預金と振り込みなどの決済サービスを原則24時間365日提供。開業後は順次、外貨預金、カードローン、クレジットカード、金融商品仲介、保険の取り扱いなどのサービスを提供するとしている。
またauケータイ向けには(1)振込先指定に相手のケータイ番号を利用した「ケータイ番号振込」(2)EZwebでのショッピングやオークションの決済取引を容易に行える「じぶん銀行決済」(3)携帯電話上からキャッシュレスで電子マネーをチャージできる「電子マネーチャージ」(4)auの料金支払いをじぶん銀行口座に設定するとポイントが貯まる「auポイント」などの独自サービスを提供。
なお、振り込み手数料はじぶん銀行内、じぶん銀行と三菱東京UFJ銀行間は無料となり、入出金は三菱東京UFJ銀行やセブン銀行などの提携金融機関のATMを利用できるという。
両社は目標として、3期目に240万口座、預金量1兆円程度を獲得して単年度黒字化を目指すとし、5期目には340万口座、預金量1兆5000億円で累積損失を解消したい考え。
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