第1回 3.3インチディスプレイがもたらす迫力──“モバイルシアター”「AQUOSケータイ SH906iTV」(1/2 ページ)

AQUOSケータイ最大級の3.3インチディスプレイを搭載した「AQUOSケータイ SH906iTV」は、画像や映像を美しく表示できるのはもちろん、そのディスプレイの大きさを生かす、見やすさや使いやすさに配慮した機能も備えている。

» 2008年06月30日 10時00分 公開
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 前モデル「AQUOSケータイ SH905iTV」の登場から約半年。AQUOSケータイならではのギミックである“サイクロイドスタイル”を継承した「AQUOSケータイ SH906iTV」は、新たにディスプレイを3.3インチに大型化したほか、基本機能を905iベースから906iベースに強化することで、“モバイルシアター”としての完成度をさらに向上させて登場した。

 今回はまず、さまざまな部分がより便利に、使いやすく進化したSH906iTVのもっとも特徴的な部分、液晶ディスプレイにフォーカスを当て、その映像の美しさや使い勝手に配慮された数々の機能を見ていこう。合わせて使いやすさに配慮したトリプルくっきりトークとスロートークにも注目する。

PhotoPhoto 「AQUOSケータイ SH906iTV」。ボディカラーはBlack、Silver、Pinkの3色

さらなる大型化を果たした3.3インチNewモバイルASV液晶

 冒頭で紹介したとおり、AQUOSケータイ SH906iTVのディスプレイはフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示に対応した3.3インチのNewモバイルASV液晶を採用しているのが大きな特徴だ。もちろんAQUOSケータイとしては最大クラスの画面サイズであり、1677万色フルカラーでの美しい表示が可能だ。

PhotoPhotoPhoto フルワイドVGA(480×854ピクセル)表示に対応した3.3インチのNewモバイルASV液晶を搭載する

 SH906iとは異なり、タッチパネルは搭載していないが、そのかわりに液晶パネルを保護用の強化ガラスに密着させる「リフレクトバリアパネル」となっており、外光の乱反射や液晶の光量ロスを抑え、高いコントラストを実現しているのも魅力の1つ。屋外での視認性を高める6色カラーフィルターと相まって、さまざまな利用シーンで液晶の美しさを存分に味わえる。バックライトは赤、緑、青の光の3原色の成分を多く持つ「高演色バックライト」を採用し、NTSC比(u’、v’色度図による、NTSCが再現できる色の範囲を100%とした場合にカバーできる色再現範囲の比率)120%という高い色再現性を実現した。明るい部分はより鮮やかに、暗い部分は深みのある色でリアルな画像や映像を映し出す。

Photo ディスプレイは「リフレクトバリアパネル」を採用しており、外光の反射や液晶の光量ロスを抑えたクリアな表示が可能

 シャープ製端末ではおなじみの映像処理エンジン「SVエンジン+」により、コントラストはワンセグ視聴時(動画再生時にシーン別制御をONに設定した場合)で最大2000対1に上る。画質は番組の種類に応じて適宜自動設定する「ジャンル連動」のほかに、標準的な設定の「ノーマル」や、明るく鮮やかに表示する「ダイナミック」、空の青さや芝生の緑などを鮮やかに、ボールなどをくっきり映し出す「スポーツ」、暗いところを見やすくする「映画」なども選べる。

 もちろん、光量センサーを搭載しているので、周囲の明るさに合わせてバックライトの輝度やキーバックライトのオン/オフを自動制御してくれる。ワンセグ視聴中は、映像の明るさに合わせたバックライト調整も行うので、消費電力を抑えつつ、美しい画面表示を実現している。

 モバイルシアターの名にふさわしく、液晶パネルは高速動画応答技術を採用しており、スポーツ番組なども残像感の少ない映像で楽しめる。また毎秒15フレームで放送されているワンセグの番組を、毎秒30フレームで表示するフレーム補間技術を搭載して、映像表示が滑らかになったのは特筆すべきポイントだ。

 ちなみにワンセグの録画機能はAQUOSケータイ SH906iTVでも健在だ。外部メモリに最大8GバイトまでのmicroSDHCメモリーカードが利用可能で、従来より多くの番組が録画できるようになった。8GバイトのmicroSDHCメモリーカードなら、合計で約42時間40分の番組が録画可能。本体の内蔵メモリにも最長30分は録画できるため、外部メモリを持っていない場合でも対応できる。ワンセグの録画先は自動で切り替えてくれるので、録画中に外部メモリがいっぱいになってしまっても、30分までなら内蔵メモリに続きを録画できる。ワンセグの連続視聴時間はSH905iTVの約3時間50分から約4時間に延びた。

 なお、ディスプレイが大型化したことで、ボディも大きくなっているのではないかと危惧する人がいるかもしれないが、ボディサイズはAQUOSケータイ SH905iTVとほとんど変わらない。幅で1ミリ、長さで3ミリほど増えているが、手に持ったときのバランスは良く、快適に利用可能。ダイヤルキーのサイズも大きく確保されているため、操作性は良好だ。

大きな液晶を「見やすさ」「使いやすさ」につなげる機能も装備

 3.3インチの大画面ディスプレイは、精細で鮮やかな画像や映像を映し出すだけでなく、画面をより見やすく、使いやすくする工夫も盛り込んでいる。

 出荷状態で設定されているメニューは、端末のカラーに合わせたSilver、Black、Pinkの3種類。このプリインストールされているデータは、すべて文字の設定が標準より1段階大きめになっており、メニューやメール画面、iモード画面などを大きめの文字で表示する。画面の高精細化にともなって文字を細かくするのではなく、美しい文字を大きく表示する機能を備えているわけだ。メニュー自体も簡単な構成にしたシンプルメニューも提供する。

PhotoPhotoPhoto 左から「Black」「Silver」「Pink」のメニュー。大きくカーソルで選びやすいタイル型のメニューになっている
PhotoPhoto メニューは端末のボディカラーに合わせた3種の着せ替えデータに加え、最近使った10個の項目を優先表示する「ダイレクトメニュー」と「Simple」が用意されている。Simpleは主要な機能を大きな文字で表示する

 大きく表示する文字はアウトラインフォントを用いており、精細な画面を生かしくっきりと描画する。フォントはLCゴシックとSH平成明朝、SHクリスタルタッチの3種から好みに合わせて選択可能だ。特に美しいのはSH平成明朝で、ハネや払いも含めたバランスのいい読みやすい文字でさまざまな情報を閲覧可能。メニューだけでなくiモード画面やフルブラウザのフォントも切り替わるので、これまでフルワイドVGA対応端末を使ったことがなければ、従来とは大きく異なる印象を受けるだろう。

PhotoPhotoPhoto 設定できるフォントはLCゴシック、SH平成明朝、SHクリスタルタッチの3種類。SH平成明朝は特に高い解像度が実感できるフォントだ

 また従来機種と同様、待受画面で[5]キーを長押しするごとに、大きい→最大→標準→大きいと文字サイズをワンタッチで変えられる「ワンタッチ文字拡大」機能を搭載。歩きながら画面を見るときなど、画面の文字が見にくく感じたときなどにキーを長押しするだけで文字サイズを一括で変えられる。

PhotoPhotoPhoto 待受画面で[5]キーを長押しすると、標準、大きい、最大の3種の文字設定を順次切り替えられる。メニューなどを一括で変更できるので便利だ

 メールの閲覧中には[1]キーで文字を縮小、[3]キーで文字を拡大でき、標準サイズに設定していればそれぞれ2段階ずつ拡大/縮小ができる。最近メールの細かな文字を見るのがつらくなってきた、というユーザーでも、大画面のメリットが享受できるだろう。フルブラウザでは、同じく[1]キーと[3]キーで表示倍率の変更が可能。拡大率は標準の100%から、60%/75%に縮小、150%/200%/250%/300%/400%に拡大できる。

PhotoPhotoPhoto 左が100%でGoogleの検索結果を表示したところ。中央は60%、右は75%表示
PhotoPhotoPhoto 左から150%、200%、250%で表示した様子
PhotoPhoto 300%、400%では画像もかなり大きく表示できる
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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年7月31日