写真で見る「PANTONE Slide 825SH」

» 2008年06月30日 17時09分 公開
[三浦一紀,ITmedia]

 全20色というかつてない豊富なカラーバリエーションで登場した「PANTONEケータイ 812SH」。その後4色のバリエーションを加え、24色の中から自由に色が選べる端末として、また価格も手ごろな製品として人気を博した。その人気モデルの後継機種として登場したのが「PANTONE Slide 825SH」だ。

PhotoPhotoPhoto PANTONE Slide 825SH。ボディカラーは上段左からレモンイエロー、ローズレッド、ライムグリーン、下段左からディープバイオレット、ピーチピンク、ホワイト、アクアブルー、ブラック

 ボディカラーは全8色と、24色だった前モデルに比べると、少なくなっているが、説明員によるとこれは「825SHが女性をメインターゲットに設定し、女性向けのポップでカラフルな色遣いをチョイスした結果」だという。カラーはブラック、ホワイト、ピーチピンク、ローズレッド、ディープバイオレット、アクアブルー、ライムグリーン、レモンイエローとなっている。

Photo ポップなカラーリングの8色展開
PhotoPhoto ボディの横幅は女性の手にすっぽり収まる48ミリ

 前モデル812SHとのもっとも大きな違いは、本体がスライド式になったことだろう。スライドに力はいらず、女性でも親指1本で簡単に本体を開けることができる。ダイヤルキーは「AQUOSケータイ 923SH」などと同様、発話/終話キーがクリアキーの横に移動しており、左下と右下のソフトキーと入れ替わった。これまでソフトバンクモバイルのシャープ端末のみ特殊なキー配置になっていたのだが、国内で一般的な配置に合わせてレイアウトが変更された格好だ。

 スライドを閉じるとダイヤルキーや十字キー、ソフトキーはすべて隠れる仕様だが、「FULLFACE 2 921SH」のようなディスプレイ面横のタッチセンサーなどは備えていない。

Photo 本体をスライドさせるとキーボードが現れる。キーボードはやや小さめだ
PhotoPhoto

PhotoPhoto 本体の厚さは14.9ミリと薄め。本体の右側面には、閉じた状態での各種操作にも利用するライトやマナーボタン、テレビの選局ボタンに通話ボタン、ロックボタンが並ぶ。左側面にはワンセグ用のホイップアンテナが装備されている
PhotoPhoto スライドした状態で側面から見るとこのような感じ。スライドは軽く、親指ですっと開けることができる。microSDカードスロットは裏面のカバーを外した中にある

 ディスプレイは2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)のNewモバイルASV液晶だ。本体にはモーションコントロールセンサーを搭載しており、端末を縦にすれば、画面が自動的に縦表示に、横にすれば自動的に横表示になる。また、本体を振ることで、あらかじめ設定した機能を起動することも可能だ。そのほか、ワンセグ視聴中のチャンネル切り替えや画像表示時のズームイン/アウトといった操作も行える。スライドを閉じた状態では、側面のボタンを使っての操作に加えて、このモーションセンサーを活用することでさまざまな操作が可能になる。

PhotoPhoto モーションコントロールセンサーにより、本体が縦の場合は画面が縦表示に、本体を横にすると画面が横表示になる。この機能はオフにすることも可能だ。
Photo 200万画素のCMOSカメラは裏面に搭載。オートフォーカスに対応しており、マクロ切り替えスイッチはない

 825SHのおもしろい機能としては、「見せかけ着信」がある。これは、右側面の発話キー(上から2つ目)を2回押すと、着信音とともに画面上に名前と電話番号が表示されるというもの。もちろん実際に電話がかかってきてるわけではなく、周囲に着信があったと思わせるためのものだ。au端末にある「フェイク着信」と似た機能といえる。

Photo 待受状態で側面の発話キーを2回押すと着信音が鳴り、画面上には名前と電話番号が表示され、あたかも電話がかかってきたかのように動作する。しかしこれはダミーで、実際には電話はかかっていない。表示される名前と電話番号はあらかじめ設定しておける

 全体的にやや丸みを帯びたデザインで、持った感じの印象も柔らかい。GPSは非搭載ながら、必要な機能はほぼ網羅されており、コンパクトなスライド端末を求めるユーザーは注目の1台といえるだろう。

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