写真で見る「簡単ケータイ W62PT」

» 2008年06月30日 23時37分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 韓国Pantech & Curitel製の「簡単ケータイ W62PT」は、8つの「でか」機能を搭載した、誰にでも簡単に使える携帯電話だ。「簡単ケータイ」と名の付くシリーズは、従来1X端末で展開してきたが、ついにこの簡単ケータイ W62PTでWIN端末の1台に仲間入りした。

 今回の発表会では、残念ながらまだ端末は開発途上で、モックアップのみの展示となっていたW62PT。そのため、会場では外観のイメージをつかむことしかできなかった。とはいえ、これまでの簡単ケータイとは趣がやや異なり、フラットでプレーンなデザインは、一見すると簡単ケータイ以外のモデルと並んでいても、これが簡単ケータイだとは気が付かないかもしれない。

PhotoPhotoPhoto カラーバリエーションはゴールド、シルバー、ピンクの3色。いずれも淡いメタリックカラーだ

 背面に位置する大きな黒い窓の中に設けられたサブディスプレイは、約1.2インチのモノクロディスプレイ。モックアップには7セグメント表示の数字が描かれていたが、サブディスプレイの解像度は128×128ピクセルあり、このほかにも別のデザインの時計表示が可能とのこと。あえて周囲に大きく黒い縁取りを用意したのは「ディスプレイの文字の視認性を向上させるため」(説明員)だという。

PhotoPhoto サブディスプレイは約1.2インチのモノクロタイプ。周囲を黒く縁取ることで画面の文字を見やすくする効果があるという。「WIN」ロゴの右は大型の着信ランプ。裏面には131万画素COMSカメラを搭載。防犯ブザーを兼ねるスピーカーは見た目にも大型のもの

 本体を開くと目に付くのは大きな十字キー。周囲の「電話帳」「カメラ」「メール」「EZweb」に対して、「着歴」「発歴」を含め上下左右の操作を行う頻度が高い。そのため「使用頻度が高いキーの方を大きくすることで操作性の向上を狙った」(説明員)デザインだ。また「でかキー」と名づけられたダイヤルキーは、中央の[5]を除いてすべてかまぼこ形状をしたタイルキーで、英数キーのフォントは見やすさに定評のある「Frutiger」を採用。このほかメインディスプレイ下にはよく電話をかける相手を3件まで登録できる「ワンタッチボタン」を配置している。

Photo ダイヤルキーは[5]キー以外がかまぼこ形に盛り上がったタイルキー。十字キーや決定キーも使いやすさに配慮し大きくなっている

 この「でかキー」を含めW62PTが持っている“でか機能”は全部で8つ。最大40ドットの文字表示ができる「でか文字」のほか、「でかピクト」「でか時計」「でかランプ」「でか受話音」「でか着信音」を装備。さらにW62PTではストラップホールが、大きくてストラップの付け替えがしやすい「でかストラップホール」になっている。

PhotoPhoto 右側面には大きな[メモ]キーと「読上げ」キーを備える。microSDカードスロットがここに並ぶ。左側面にはイヤフォンマイク端子と充電端子がある。
PhotoPhoto ヒンジ脇にはストラップの取り外しがしやすい「でかストラップホール」を装備した

 このほか[0]キーを押すと防犯ブザーが鳴動すると同時に、登録した相手に自動的に居場所が送信される機能を搭載。「安心ロックサービス」「遠隔ロック」など、セキュリティ系サービスにも対応している。

 機能面では簡単モード時に次の操作をキーが光って教えてくれる「光で操作ナビ」を搭載。また「はっきり音声」で受話時の相手の音声が聞き取りやすくなっている。さらに、操作やメールの読みあげを、自然で滑らかな発音で行ってくれる音声読み上げ機能を装備。メールでは文字サイズを「発話キーのワンタッチで切り替えられる。

 このほか、「脳ぢから」「もじぴったん」「お手軽詰将棋」「ナンプレくん」という4つの脳トレ系ゲームをプリセット。同時に、au Smart Sports Run&Walkにも対応。BREWアプリをダウンロードすることで利用できる。

PhotoPhoto 充電台はシンプルで大型のもの。サブディスプレイの文字が見やすい。発表会場にはフィンランドの「golla」とのコラボレーションで製作したケースも展示されていた

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