第1回 7月11日、未来を買ってきた「WILLCOM D4」ロードテスト(2/3 ページ)

» 2008年07月19日 01時37分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
photo パッケージは結構大きめ。主な付属品はACアダプタと両面にプレートの入ったソフトケース。ACアダプタは11V/2.34Aとかなり変則的な出力で、市販の代用品が見つからない。純正オプションとしても、とりあえずはまだ流通していないようである。こちらは早急に入手できるようにしてくれると助かるのである

 そして7月11日、iPhone 3Gのフィーバーぶりを横目に見つつ買ってしまった。今回購入したのは本体のみ。購入者向けキャンペーンでもらえる「大容量バッテリーパック CE-BL58」は8月頃に送られてくるとのことなので、それまでがまんだ。

 さて、もっとも気になるのはそのパフォーマンス。

 結果から述べると、少し触っただけでも発表会時のだめっぷりは驚くほど改善されていた。確かにWindows VistaのPCでメモリ1Gバイトとなるとお世辞にも潤沢とはいえず、スワップによるHDDアクセスは多くなる。が、それでも結構普通に使える。

 少しでも動きを軽く──ということで視覚効果は1度「パフォーマンスを優先する」に設定し、その後「ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する」「スクリーンフォントのふちを滑らかにする」にだけチェックを入れる設定にした。これでWindows Vistaらしい外観とアンチエイリアスの効いたメイリオフォントの恩恵を受けつつ、デスクトップ表示もそこそこ軽快にできる。

 さらに、外部メモリカードスロットに手持ちの4GバイトのmicroSDHC(A-DATA製、Class6)を装着してみると“ReadyBoost”が使えたので、容量すべてを割り当てる。ReadyBoostはそもそもリードオンリーのデータしかmicroSDHCに置かないので、OSを起動したままmicroSDを抜いても問題はない(少し遅くなることはある)。

photophoto “とりあえずチューニング”する。視覚効果はこれ以上チェックを外すと見た目があまりにも貧相になるのでこのくらいに。ReadyBoostが使えたのは予想外だった

 さて“とりあえずチューニング”だけ行っただけにすぎない我がWILLCOM D4だが、体感値としてより動作が軽快になった。このような小型デバイスは“体感値”が重要。基本的にはこのくらいの“とりあえずチューニング”くらいで使い続けてみようと思っている。

 なお、すでにWindows XP化した猛者もいるようだ。ただ、何せディスプレイドライバすら現時点では入手できない。筆者も“XP化”、当初はやる気はマンマンだったがこちらはもう少し様子をみてから考えよう。

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