Qualcomm、世界初のHSPA+データ通信に成功

» 2008年08月04日 14時49分 公開
[ITmedia]

 米Qualcommは7月31日(現地時間)、高速なHSPA+(High-Speed Packet Access Plus)ネットワーク技術を使ったデータ通信に世界で初めて成功したと発表した。

 HSPA+では、既存のHSPAと比べて、ネットワークのデータ通信容量を2倍に、音声通信容量を3倍にすることができる。また最新のHSPA+ Release7は、下り最大28Mbps、上り最大11Mbpsのデータ通信を可能にする。将来のHSPA+では、複数キャリアを利用したデータ通信などを取り入れることで、下り回線のピークデータレートを42M〜84Mbps、上り回線を23Mbpsまで高速化する予定だ。

 またHSPA+は既存のW-CDMA/HSDPAのネットワークと互換性があるため、携帯電話事業者は既存のネットワークや周波数帯リソースを活用して次世代の無線ブロードバンド性能を提供することができるのも特徴だ。

 なおQualcomm製のHSPA+対応チップセットソリューション「MDM8200」は、すでにサンプル出荷を行っている。

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