キャリアを変更するなら「SoftBank→au」が6割──MMD研究所調べ

» 2008年08月29日 11時25分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は8月28日、「第2回 携帯端末に関する実態調査」の結果を発表した。調査は8月8日から同18日まで、インタースコープの「モンキータウン」やメディアインクルーズが運営する“blogri”など、計13社、14サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は4697人。

 利用している携帯端末の満足度については、「満足」が24.9パーセント、「やや満足」が43.9パーセントと、満足している回答者が約7割という結果になった。「満足」と「やや満足」を合わせた数字をキャリア別で見ると、NTTドコモが70.4パーセント、auが69.2パーセント、ソフトバンクモバイルが62.7パーセントだった。

 現在利用している携帯会社を変更する際、どのキャリアに変更するかを聞くと、NTTドコモユーザーでは「DoCoMo→au」が52.1パーセント、「DoCoMo→SoftBank」が46.3パーセント、auユーザーでは「au→DoCoMo」が44.6パーセント、「au→SoftBank」が51.7パーセント、SoftBankユーザーでは「SoftBank→au」が63.4パーセント、「SoftBank→DoCoMo」が34.2パーセントとなった。DoCoMoとauの移動希望が4〜5割なのに対し、ソフトバンクモバイルのみauへの移動希望が6割を超えていた。

 各携帯会社のイメージ調査をしたところ、「良くなったと思う」という回答はドコモでは23.4パーセント、auでは38.9パーセント、ソフトバンクモバイルでは57.5パーセントとなった。

 携帯電話端末を選ぶ際に最も重要視するものについては、「使い勝手」が32.1パーセントで最多となり、これに「デザイン」が17.0パーセント、「高機能」が12.8パーセントで続いた。なお男性では「高機能」が18.5パーセント、「デザイン」が12.2パーセント、女性では「デザイン」が19.1パーセント、「値段」が12.5パーセントとなっている。

 携帯電話端末を選ぶ際に必要な機能は、「音楽」が63.6パーセントで最も多く、次いで「アプリ」が61.0パーセント、「赤外線通信」が60.1パーセントと並んだ。性別で上位に変動はなかったが、男性では「GPS」が40.5パーセント、女性では「赤外線通信」が64.2パーセント、「デコメ」が37.3パーセントとなったのが特徴的だ。

 利用している携帯電話端末で現在最も多く利用している機能は、「音楽」が22.6パーセント、「アプリ」が21.7パーセント、「PCサイト閲覧」が10.1パーセント。女性では「デコメ」が12.1パーセントと上位に入っている。

 デザインがいいと思う携帯電話端末メーカーは、「シャープ」が47.5パーセントと最多で、「パナソニック」が34.6パーセント、「ソニー」が28.0パーセントでこれに続いた。

 携帯電話端末を買い換えるきっかけは、「壊れた」が26.6パーセントで最多となり、「電池が減った」が25.2パーセント、「欲しい端末が発売された」が18.0パーセントだった。

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