作品名 | ベガスの恋に勝つルール(What happens in VEGAS) |
監督 | トム・ヴォーン |
制作年・製作国 | 2008年アメリカ作品 |
今回ご紹介する作品は、ソフトバンクモバイルのCMでおなじみキャメロン・ディアス主演の『ベガスの恋に勝つルール』。気晴らしで遊びに行ったラスベガスで、酔ったイキオイで結婚してしまった男女のハチャメチャコメディです。
ジョイ(キャメロン・ディアス)は、仕事も恋愛も完璧にこなすキャリアウーマン。計画魔のジョイは、フィアンセの誕生日に会社の同僚を集めたサプライズパーティを企画しました。同僚と綿密に打ち合わせをし、部屋に隠した上で、フィアンセを出迎えるジョイ。しかし、フィアンセはなかなか部屋に入ろうとしません。立ち止まったまま、フィアンセが発した言葉は
「君といると休まらない。別れよう」
サプライズパーティのはすが、同僚に決定的な別れの瞬間を目撃され、ジョイは大ショック。フィアンセへの誕生日プレゼントとして用意していたラスベガスへの航空券を無駄にしたらもったいないと、友人のティッパー(レイク・ベル)に言われ、女2人で気晴らし旅行に出かけることにしました。
一方、特定の彼女も仕事も持たず、何事も中途半端なジャック(アシュトン・カッチャー)は、父親の仕事を適当に手伝っていましたが、とうとうその父親からも見放され、親子の縁を切ると言われてしまいました。仕事をクビになり、お金を稼げる手段を考えていた時思いついたのが、ラスベガスで一儲けすること。悪友で弁護士のスティーブ(ロブ・コードリー)とともに、カジノに乗り込むことに。
こうして、ラスベガスへやって来たジョイとジャックとその友人たちは、ひょんなことから出会い、パーッと楽しみたいという目的で意気投合。カジノやバー、クラブで遊びまくります。ジョイもジャックも、失恋したことや失職したことを忘れて大騒ぎ。ラスベガスで最高の夜を過ごしたのでした。
そして、翌朝ジョイとジャックを待っていたのは、最悪の事態。なんと酔ったイキオイで2人は結婚式を挙げてしまったのでした。会ったその日に結婚なんて、ジョイはプライドが許しません。1人に縛られる生活なんて考えられないジャックも、すぐさま離婚を決意。2人は大喧嘩をして別れることになります。
しかし、最後の最後、罵倒の最中にまわしたカジノのコインゲームがなんと3億円の大当たり。このお金の権利をめぐって、再び大喧嘩が始まったのでした。スティーブが2人の間に割って入り、正式に法廷で争うことに。
ラスベガスからニューヨークに戻り、法廷で再会した2人に驚くような判決が言い渡されます。2人が6カ月間、夫婦として生活できたなら、婚姻の有効性を一旦認め、カジノで当てた3億円の折半を了承するというのです。
こうして思いがけず、夫婦として共同生活することになったジョイとジャック。2人は、おたがいが不利な証拠を残さないか携帯電話の動画でいつもチェックしながら、暮らすことに。ジャックがジョイの仕事の邪魔をすれば、ジョイはジャックに色仕掛けの刺客を送り込みます。部屋に美女がやって来た状況に思わず、ジャックはスティーブに携帯で電話を……。
「いい女が部屋に大集合だ」
「そいつは罠だ!」
スティーブは冷静に伝えます。
「ありえない!」
ジャックは美女の誘惑に陥落寸前。
「今すぐ家を出ろ」
ジャックは身悶えながら、ジョイへの復讐を誓うのでした。さらにジョイとジャックの攻防はエスカレート。2人は6カ月間夫婦として生活することができたのでしょうか? ラブコメディの王道、ハッピーな結末に大満足な作品です。
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