ソフトバンクモバイル端末のランキングは、7月11日の発売以来、連続首位記録を「10」まで伸ばしていた「iPhone 3G(16Gバイトモデル)」がついに王座を奪われた。
首位はSamsung電子製の「821SC」(前回2位)が獲得。続いて2位にiPhone 3G(16Gバイトモデル)、3位にパナソニック モバイル製の「820P」(前回4位)、4位にシャープ製の「AQUOSケータイ 923SH」(前回3位)、5位にシャープ製の「FULLFACE 2 921SH」(前回6位)が入った。
韓Samsung電子は旧ボーダフォン時代に「804SS」(2006年)で国内携帯市場に参入した、世界シェア第2位の携帯メーカー(2007年)だが、国内での首位は当ランキング開始以来初めて。くしくも同じくワールドワイドで展開するAppleのiPhone 3Gを抜いて首位に立ったことに驚かされる。821SCは2008年春モデルとして発売からやや時間が経過しており、現在は「実質0円」で販売される機種ではあるが、ワンセグ+有機EL+プレーンでコンパクトなボディやカラーリング+必要十分のスペックといった特徴で、ほかの安価な旧機種より人気を得ている。
なお、Samsung電子は「OMNIAないし相応のハイエンド端末を2008年内に投入」する意向を示している。iPhone 3Gと同様の大型タッチパネルディスプレイとタッチUIを備えるOMNIAは「iPhone対抗」と言われることもあるが、国内での発売でどれだけ反響があるだろうかと俄然楽しみになってきた。
イー・モバイル端末のランキングは、製品ラインアップが増えてきたことで如実に新旧機種の世代交代が盛んになってきている。
首位は前回と変わらず7.2Mbps通信対応のUSB型データ通信端末「D02HW」が獲得。D02HWは2007年12月発売の機種だが、人気は依然高い。
続いて2位にUSBスティック型の「D11LC」、3位に音声サービス対応の「H11T」(前回4位)、4位にUSBスティック型新機種の「D12LC」(前回7位)、5位にExpressCard型の「D03HW」(前回3位)が入った。
9月に入り、じわじわ順位を上げているのは中国Longcheer Technology製のUSBスティック型データ通信端末だ。今回2位のD11LCは最大3.6Mbps通信対応と上位機種には劣るが、やや昔のUSBメモリほどのサイズとなにより安い販売価格が人気のポイントとなっている。家電量販店などで実施する「100円PC」用にD11LCを選ぶシーンも多い。
登場2週目の新機種D12LCは、D11LCのスタイルをそのままに、より高速な7.2Mbps通信に対応したデータ通信端末。販売価格はD11LCより若干高価だが、それでも“新にねん”の契約で実質9980円で購入できる。
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