“オトナ向け”の「N706ie」「GLAMOROUSケータイ」が人気のNEC――新開発の高精細3D液晶モジュールも登場CEATEC JAPAN 2008

» 2008年10月03日 17時27分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo NECブース

 CEATEC JAPAN 2008のNECブース モバイルコーナーでは、NTTドコモの「ホームU」と「ワンナンバー」サービスに対応する無線LAN機能ケータイ「N906iL onefone」や、通話時の聞きやすさや使いやすさに配慮したドコモ向けの「N706ie」、薄型ボディにワンセグを搭載した印象的なデザインのソフトバンクモバイル向け「820N」「821N」、女性誌とコラボレートした「リンク名821N GLA」などを展示していた。

 会場のN906iL onefoneは、ホームUに対応したNECアクセステクニカ製ルーター「Aterm」シリーズと無線LAN接続しており、その高速通信をN904iと比較することができた。そのほか、FeliCaポートを搭載し、おサイフケータイ対応端末と非接触通信が行える「LaVie」の最新モデルや、ホームサーバ・クライアントソリューションの「Lui」とモバイル用シンクライアント「PCリモーター ポケットタイプ」など、モバイル関連のデバイスも数多く並んだ。

photophotophoto 聞きやすさや使いやすさに配慮したドコモ向けの「N706ie」(写真=左、左中)と、ソフトバンク向けの限定モデル「821N GLA」(写真=右)

photophotophoto 無線LANを使った高速接続が可能な「N906iL onefone」(写真=左)。FeliCaポートを搭載したノートPC「LaVie」シリーズ(写真=中央)。展示中のケータイを使ったアンケートに答えると……(写真=右)

photophoto イベント時のNECブースでおなじみ、“豪華賞品が当るかもしれない”運試しコーナーに挑戦できる。過去にもカプセルトイベンダー(ガチャガチャ)や電光ルーレットなどがあったが、今回は「初心も戻って」(説明員)ガラガラポンの抽選器を採用したそうだ

 また、参考出展としてNEC液晶テクノロジーが開発した高精細な3D液晶モジュールが登場した。専用眼鏡なしで3D映像を表示できる液晶ディスプレイで、「モバイル機器向け」というQVGA表示の3.1インチサイズと、「ノートPCを含む小型のエンタテインメント機器向け」というWVGA表示の9インチサイズの2つが披露された。3D表示には専用の映像ソースが必要だが、2Dと3Dの切替は随時行え、画面の一部だけ立体視させられるパーシャル3D表示も可能だ。

photophotophoto NEC液晶テクノロジーが開発した高精細な3D液晶モジュール。一部分だけ3D表示させることもできる。QVGA表示の3.1インチサイズは、ケータイを含むモバイル機器用

photophoto WVGA表示の9インチサイズもある。こちらは、「見る人との距離や角度やあまり変わらず、画面に集中してもらえる用途に向く」そうで、パチンコ・パチスロなどのエンタテインメント分野の企業が興味を持っているという

photophoto ホームサーバ・クライアントソリューションの「Lui」と、モバイル用シンクライアント「PCリモーター ポケットタイプ」

 そのほか、同社が手がける海底ケーブルや人工衛星、宇宙ステーション向け実験棟などの巨大プロジェクトに関する展示も人気を博していた。

photophoto NECがバスシステムや各種機器の開発を担当した高速インターネット衛星「きずな」の模型。ミッ○ーマウスのような丸いアンテナが特徴

photophoto 月表面のハイビジョン映像を撮影して有名になった月周回衛星「かぐや」の模型。NECはシステム全体のとりまとめを行い、組み立ても手がけた。八角形の子衛星「おきな」「おうな」も付いている

photophoto 地球観測衛星「だいち」の模型。だいちもNECが全体のとりまとめを行い、夜間や悪天候でも地表を観測できる電波センサーや、2.5メートルの分解能を持つ高精度センサーを開発した

photophotophoto 国際宇宙ステーション(ISS)に接続した日本の実験等「きぼう」。NECは船外実験の支援には欠かせないロボットアーム、希望と地上を結ぶ独自の通信システム、各種実験機器を開発した。ブースではロボットアームの体験コーナー

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