KDDIは、メールやインターネットなどの利用を制限し、音声通話とGPS(安心ナビ)に機能を限定した小中学生向け「フルチェンケータイ re」を、10月27日から提供する。
小中学生向けフルチェンケータイ reでは、ナカチェン「安心できるメニュー」と「通話限定」機能を設定することで、利用できる機能を制限できる。メールやインターネットを利用できなくして、有害な外部情報への接触を防ぐのが狙いだ。
ナカチェンの安心できるメニューは、項目を「アドレス帳」「ツール」「安心ナビ」などに絞ったメニュー。利用料は無料で、店頭で安心できるメニューをダウンロードする際のパケット料金も発生しない。通話限定機能は、メールやEZwebなどの通信機能やカメラ機能などを制限するもの。10月8日に案内された「ケータイアップデート」でソフトウェア更新をすることで利用可能になる。
さらに、安心できるメニューと通話限定機能を併用することで、アドレス帳に登録していない番号への発信と着信、EメールとCメールの送受信、LISMO、ワンセグ、EZ FeliCa、EZアプリ(安心ナビを除く)、EZニュースフラッシュ、au one ガジェット、赤外線通信も利用不可になる。利用できる機能は、アドレス帳に登録した番号への発信と着信、GPS(安心ナビ)、ツール(時計、電卓、モバイル辞書)、防犯ブザーのみとなる。
安心できるメニューと通話限定機能の操作は、ロックNo.(パスワード)で管理する。ロックNo.は親権者のみに案内されるので、親権者がauショップで申し込む必要がある。
小中学生向け「フルチェンケータイ re」は、フルチェンケータイの新たなラインアップというよりは、小中学生が安心してケータイを使うためのサービス。したがって、新たにフルチェンケータイ reを購入したユーザーはもちろん、既存のフルチェンケータイ reユーザーも、安心できるメニューをダウンロードして機能を制限できる。端末のデザインやカラーも従来のモデルと同様だ。
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