今度のWoooケータイは大画面・高精細のワイドVGA3.1インチ有機ELディスプレイ搭載──。日立製作所製の「Woooケータイ W63H」は、2007年秋冬モデル「Woooケータイ W53H」の回転2軸ボディや有機ELディスプレイ、“Wooo”ブランドを引き継ぎつつ、“ケータイで映像を存分に堪能する”ために徹底して機能向上が図られた“映像ケータイ”だ。
有機ELディスプレイは、色再現性が高く、高コントラスト、かつ広視野角が特徴。ワンセグやLISMO Videoといった映像コンテンツを非常にきれいに表示できる。ただ、これまでの有機ELディスプレイはワイドQVGA解像度止まりだった。他キャリアのハイエンドモデルがフルワイドVGA(480×854ピクセルなど)クラスのディスプレイを普通に採用し、ユーザーニーズも高解像度を望む傾向があることに対し、auの有機EL搭載モデルはいささかハイエンド指向のユーザーに訴求力が不足していたことは否めなかった。
これを解決するのが大型(3.1インチ)/高解像度(480×800ピクセル)の新有機ELディスプレイになるだろう。Woooケータイ W53Hの開発チームは「Woooケータイは、その時点で最もきれいなディスプレイを採用する」と述べていたが、高精細化されたディスプレイは映像コンテンツ以外に、PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアーなどの利用にも便利に使える。
ボディデザインは、日立製作所製テレビ“Wooo”シリーズのデザインコンセプトに通じる「Cutting edge Design」を採用。ソリッドな金属をすぱっと切り落して造形されたような、エッジを効かせたシンプルかつ先鋭的なボディが前モデルのWoooケータイ W53Hより高級で、よりオトナな印象を受ける。カラーはガーネットオレンジ、サファイアブラック、オパールホワイトの3色で展開。画面の周囲に配置するつややかで配色が異なるメタル調のパーツにより、見る角度によりすーっと光のラインが伸びるよう見える仕掛けになっている。
日立製作所製端末でおなじみの、見る角度により色が変化する“マジョーラカラー”は今回も健在。サファイヤブラックに採用された。見る角度によって深いブルーに変化するマジョーラカラーとマットブラックが組み合わさり、何ともいえない深みのある調色となっている。
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「Woooケータイ W63H」の外観。角張り、エッジの効いたボディがなかなか先鋭的な印象を与える
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