前モデルのEXILIMケータイ W53CAから大幅に進化したカメラ機能以外にも、EXILIMケータイ W63CAの見どころは多い。特に、W53CAユーザーの要望として多かったワンセグへの対応は、今回は外せないポイントだったようだ。
ワンセグは、伸縮式のホイップアンテナを伸ばして視聴する。「G'zOne W62CA」ではワンセグアンテナを内蔵していたが、W63CAでホイップアンテナを採用して理由は、「感度を優先したから」とのこと。発表会場は電波の入りがよくない場所だったが、アンテナを伸ばした状態では十分な画質で映像が視聴できた。
ディスプレイは480×800ピクセル相当の解像度を持つVisualワイドVGA有機ELで、コントラストが高く色再現性も良好。映像を全画面表示にした場合は、15fpsの映像を最大30fpsに補間してなめらかに再生する「なめらかモード」が利用できる。録画予約機能も備える。
裏面のEXILIMロゴは、FeliCaチップを背面に配置したため中央に大きく入っている。レンズ部の突起とバランスを取るために裏面に配置されている樹脂製のパーツは、端末をカメラとして横向きに構えたときに指がかけられるデザインになっており、撮影時にしっかり構えられる。この突起はバッテリーカバーを取り外す際に爪を引っかけられるようにもなっている。バッテリーカバーは“顔”である裏面の大部分を覆っており、microSDスロットもこのカバーの中にある。
逆に端末の後側になる背面は非常にすっきりしたデザインで、WINロゴと着信などを知らせるランプがある以外に目立ったパーツはない。これはFeliCaチップが背面に配置されていることとも関係があるだろう。塗装はシャインピンクのみ光沢があり、アイスホワイト、チタニウムゴールド、メタルグリーンは細かなブラスト加工が施されている。
W63CAには専用の充電台(クレードル)も付属しており、充電やUSB経由でのデータ転送が簡単にできる。クレードルはとてもコンパクトで、設置場所を取らないのも魅力だ。USBケーブルを接続しておけば、撮影した写真や動画も簡単にPCに転送できる。
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