写真で解説する「W64S」 (1/2 ページ)

» 2008年10月29日 11時21分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「W64S」は、2008年春モデルとして登場した「W62S」が正統進化したモデルだ。

photophotophoto 本体カラーは左からスノーホワイト、ダイヤモンドピンク、ミストブルー、ラティスブラックの4色。ダイヤモンドピンクは背面パネルにダイヤモンドカットが施されている。ラスティックブルーは光の当たる角度によって見え方が変わり、格子柄が浮かび上がる

 2008年9月現在、世界181の国とエリアで音声通話が、世界122の国と地域でEメールやEZwebが利用できる「グローバルパスポート GSM」に対応し、「海外版EZガイドマップ」や「TalkManFlash」、航空機モードなど、海外旅行時に役立つ機能を搭載している。

 デザインテーマは“艶”で、ボディカラーごとに異なる質感の背面パネルを採用。さらに、メール受信時や着信時に背面に浮かび上がる「お知らせアイコン」とイルミネーションも、カラーごとに異なるデザインを採用した。なお、W62Sが搭載していたサブディスプレイは省かれた。

 機能面での大きな進化は、W62Sでは非対応だったワンセグを備えたこと。回転2軸ボディを生かして閉じたまま横画面で番組を視聴できる。テレビ視聴中に着信で中断された場合に、通話終了後に中断箇所から再生する「タイムシフト再生」に対応するほか、録画予約やmicroSDメモリーカードへの録画も可能。カメラはW62Sの2Mから3.2Mに強化され、ディスプレイ部を表にして折りたためば、閉じたままメインディスプレイをファインダーにして撮影できる。

 ソニー・エリクソン伝統の日本語入力システム「POBox」は「POBox Pro 3.0E」に進化し、同じ文字を長押しで連続入力する「つづけて入力」や、口語を学習する「しゃべり語学習」などに対応。全1000種類の「デコレーションエモジ」や各100種類の「デコレーションピクチャ」と「テンプレート」、8カ国語で誕生日のお祝いメールを送信できる「お誕生日テンプレート」により、デコレーションメールをさらに楽しめるようになった。

 プラットフォームは、W62Sと同じく旧プラットフォームの「KCP」を採用しており、KCP+対応の「Cyber-shotケータイ W61S」や「フルチェンケータイ re」とはソフトウェアが異なる。本体のデータフォルダ容量は約70Mバイト。

photophoto 写真左は本体正面。キー配列はW62Sと同じだ。写真左は本体背面。ダイヤモンドピンクには艶のあるダイヤモンドカットが施されている
photophoto ディスプレイ部を表にして折りたためる回転2軸スタイルを採用。待受時にディスプレイ部を反転させると、AV機能を呼び出せる「メディアランチャー」が起動する(写真=左)。本体裏面には、カメラ、赤外線ポート、スピーカー、FeliCaチップなどを配置。カメラ部分はやや出っ張っている(写真=右)
photophoto 本体左側面に充電端子と外部接続端子、平型イヤフォン端子を搭載。イヤフォン端子のカバーはスライド式だ(写真=左)。本体右側面にはカメラやワンセグ操作用のキー、microSD用のスロットを装備(写真=右)
photophoto 本体先端部(写真=左)とヒンジ部(写真=右)
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photophotophoto 初期状態では、ディスプレイを回転して折りたたむと、「テレビ(ワンセグ)」「エフェクトビジョン」「フォト(壁紙モード)」「フォト(デジカメモード)」「ムービー」「横起動設定」を含む「メディアランチャー」が起動する。
photophoto 横起動設定では、ディスプレイを表にして折りたたんだ状態から起動できる機能を変更できる
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