あ、かなりしっかり“ケータイ”している──。Samsung電子製のハイエンドモデル「930SC OMNIA」は、グローバルモデルの「OMNIA(SGH-i900)」の薄型ストレートボディやタッチパネルUI、ウィジェット待受機能、ハイエンドクラスのカメラといった特徴をそのままに、搭載OSを変更し、ワンセグやMMS、絵文字機能、Yahoo!ケータイなど、ソフトバンクモバイルのサービスや日本独特の機能を新たに備える、“日本市場向け”にカスタマイズされた日本オリジナルモデル。少し触れただけで冒頭のように思えるほど、違和感なく使えそうな“ケータイ”だった。
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「930SC OMNIA」の外観。厚さは13ミリとかなり薄い。515万画素AFとかなりハイスペックなカメラを搭載するにも関わらず裏面の出っ張りなどもない
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OMNIAで最も特徴的なのが、ボディ前面の多くを占める大型タッチパネルディスプレイとSamsung電子独自のタッチUI「TouchWiz UI」。これにより、指やスタイラスペンで端末の機能を直感的に触れて操作できる。930SC OMNIAのタッチパネルはニンテンドーDSなどと同じ感圧式を採用するので、指先以外にスタイラスペンや爪、あるいはよくあるペンの先などでも操作できるようになっている。タッチ操作するとブルッと震えて知らせる「フィードバックバイブレーション機能」も備えるので、初めてタッチパネルケータイを使用するユーザーも気軽に扱えることだろう。
ボディは厚さ13ミリの薄型ストレート型、その周囲にメッキパーツがあしらわれる。表面下部に発話キー、キャンセルキー、終話キーと3つのハードウェアキーを搭載する。その機能と操作性はよくあるケータイと同じ感覚。機能を有無なく終了して待受画面に戻りたいときは「終話」キー、1つ戻りたいときなどは「クリア」キーといった感じで操作できる。ちなみに海外版OMNIAは、クリアキーがある場所にシャープ端末の光TOUCH CRUISERのような光センサー式のマウス操作デバイスを備えていたが、930SC OMNIAは省かれたようだ。
カラーラインアップはブラック、ホワイト、レッドの計3色で展開する。真表面から見ると分からないが、裏返すとカラー別に雰囲気ががらりと変わる。特にブラックとレッドは半ツヤ消しの塗装であり、指紋の付着が目立ちにくいのは印象がよい。バッテリーカバーは裏面全体を上にずらすと外れる。microSDスロットはこのバッテリーカバーを外してアクセスする仕様となっている。
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「930SC OMNIA」機能紹介デモムービー
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