カメラにはドコモのケータイとしては初となる800万画素のCCDセンサーを採用した。このカメラは35ミリカメラ換算で29ミリ相当の広角レンズ(F2.8)を搭載している。また、新たに画像処理エンジン「ProPix」を搭載することで、コンパクトデジカメに迫る写真の撮影が可能になっているのも特徴の1つ。最高でISO2500という超高感度撮影も可能で、かなり暗い状況でもきれいな写真が撮れる。
さらにオートフォーカス(AF)機能には、最大5人までの顔を検出できる顔認識技術を採用。この機能を生かして、笑顔を検出して自動的にシャッターを切る「笑顔フォーカスシャッター」や、人物が振り返るのを検出してシャッターを切る「振り向きシャッター」機能を搭載した。これらはビューワスタイルのタッチパネルからも簡単に操作できる。
発表会場ではソフトバンクモバイル向けの「930SH」で行ったデモと同じような仕掛けを用意して、800万画素CCDと従来のCMOSカメラとの違いを強調していた。
ディスプレイには1677万色表示に対応した3インチのNewモバイルASV液晶を採用。解像度はフルワイドVGA(480×854ピクセル)で、精細な表示が可能。これに画像処理エンジン「SVエンジン+」を組み合わせ、高い色再現性とコントラストを実現している。視野角は広くて非常に見やすいが、周りからののぞき見を防ぐための新ベールビュー機能も搭載している
タッチパネルはSH906iと同様、ビューワスタイルの横位置で使うのが基本となる。待受画面からディスプレイを表にしてたたむとタッチメニューが現れる。このメニューには「地図」「フルブラウザ」「ワンセグ」「カメラ」「ミュージックプレーヤー」といった、ビューワスタイルで使える機能のアイコンが並んでおり、そこから各機能にアクセスする。
トップメニューとデータBOXではデータを3D表示する機能も用意されており、大量の画像を選ぶ際の操作がスピーディーに行えるのが特徴。指の動きで拡大/縮小や回転ができる「PHOTO CRUISER」も備えている。PHOTO CRUISERでは、画像を送る際に指を左右にスライドさせるが、その画像送りの動作にさまざまなアニメーション効果をかけられる。
なお、SH-03Aは2008年12月に発売予定で、今回の評価機とは一部変更が生じる可能性もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.