ソニー、1225万画素のケータイ用CMOSセンサー“Exmor”を発表

» 2008年11月13日 23時30分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo 上段左からレンズモジュールの「IU060F」「IU046F」、下段左からCMOSイメージセンサー“Exmor”「IMX060PQ」「IMX046PQ」「IMX045PQ」

 ソニーは11月13日、業界最高の1/2.5型有効1225万画素を実現した携帯電話向けCMOSセンサー“Exmor”(エクスモア)「IMX060PQ」、1/3.2型有効811万画素CMOSの「IMX046PQ」、1/4型有効515万画素CMOSの「IMX045PQ」と、業界最小最薄の1/2.5型有効1225万画素のレンズモジュール「IU060F」および1/3.2型有効811万画素のレンズモジュール「IU046F」を発表した。

 今回発表されたCMOSセンサーでは、ソニーが確立した1.4マイクロメートル(μm)単位画素の形成技術や微細配線が可能なCuプロセス、同社独自の画素構造技術を採用し、集光効率の改善や高感度化、高S/Nを実現。携帯電話で、コンパクトデジタルカメラと同等の高精細画像が撮影できるという。

 さらに、アナログ伝送中に混入するノイズを抑える列並列A/D変換方式(カラムA/D変換方式)を採用したことで、「IMX060PQ」は毎秒10フレーム、「IMX046PQ」では毎秒15フレームの高速フレームレートを実現した。

 IU060FとIU046Fは、レンズやオートフォーカス機能等も内蔵した携帯電話向けモジュール。ピエゾ方式のレンズ駆動用モーターを採用しており、動画撮影時の消費電力を低減させた。レンズは独自設計で、35ミリ換算で28ミリの広角撮影が行える(IU060Fのみ)。

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