2008年秋冬版 使用スタイル別に選ぶ「Bluetoothハンズフリー&イヤフォン機器」カタログ(音楽対応モデル編)バイヤーズガイド(8/8 ページ)

» 2008年11月21日 17時07分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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両耳イヤーフックスタイルの音楽、ワンセグ対応モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-LBTHP01」

photo ソフトバンクセレクション「SBS-LBTHP01」。左右のユニットはほぼ真円状のデザイン。かなりコンパクトである

 「SBS-LBTHP01」は、両耳に装着するイヤーフックスタイルが特徴のモデル。イヤーフック型としては非常にコンパクトなボディが特徴で、連続待受時間が約550時間、連続音楽再生時間は約10時間と、バッテリー駆動時間もかなり長い。製造元はロジテックである。

 本体の前面にフック操作と再生/停止、電源などを兼ねるボタンが備わり、側面にボリュームと曲送りボタンがある。操作性はサイズの制約が影響したのか、側面のボタンがやや使いにくく、誤操作することが多々あった。音楽再生時の音質も本体サイズの影響か、今回試したイヤーフック型のモデルと比較すると、特に低音域が物足りない印象だ。

 ただ、搭載するエフェクト機能により「3D」や「低域/高域ブースト」を有効にすると、かなり派手なの音質にはなる。この補正は好き嫌いが分かれるとは思うが、Bluetooth接続時にケータイ側の音質調整設定などが無効になる端末と組み合わせる場合は便利に使えるかもしれない。

 このほか、音声通話用にDSPベースのノイズリダクションを備えてる点は両耳イヤーフックスタイルの製品としては珍しい。充電は付属するUSBケーブルで行う。


photophoto 前面のフックボタンは、音楽再生時の再生/停止も兼ねる。側面にある楽曲操作系ボタンは、形状の違いや触れただけで判別できるような工夫がなく、耳に装着したままだと誤操作を招きかねないのは少し気になった(左)。充電用のUSBケーブルが付属する。ただ、本体の端子は独自形状のようだ(右)

主なスペック
製品名 SBS-LBTHP01
メーカー ソフトバンクセレクション(ソフトバンクBB)
製品形態 両耳独立イヤーフック型
装着スタイル 両耳
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 35.5×35.5×12.5ミリ
重量 約35グラム
連続通話時間 約15時間
連続音楽再生 約10時間
連続待受時間 約550時間
充電時間 不明
充電端子(USB充電) 独自(○)
Bluetoothバージョン v2.0
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 音質エフェクト機能を搭載
カラー ブラック、ホワイト
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
1万1823円



使いやすいリモコンスタイルで、音楽再生はもちろん海外メーカー製ながらワンセグに対応。FMラジオも搭載──モトローラ「S605」

photo モトローラ「S605」。角が落とされた長方形ボディで、前面パネル全体を操作部とした使いやすく機能美も感じられるデザイン。中央の再生/停止ボタンは通話中はミュートボタンになる。底面にMicro USB形状の充電コネクタを備える

 モトローラの「S605」はリモコンスタイルの多機能Bluetooth製品。同社製品として初めて日本独特の著作権保護規格であるSCMS-Tに対応し、ワンセグのワイヤレス音声出力や一部au端末のBluetoothワイヤレス音楽再生にも対応する意欲的な新モデルだ。

 大きな再生ボタンを中心に、前面のパネル全体を利用した操作ボタンが非常に使いやすく、小型軽量のそのデザインが非常に魅力的。本体の裏面にクリップを備え、胸元や襟などに保持しておける。ボリュームボタンは側面に備え、電源と操作ロックを兼ねるスライドスイッチもある。このほか、クリップを利用してイヤフォンのケーブルを巻いてコンパクトに携帯できるような工夫も設けられている。

 本体の上面にイヤフォン端子(3.5ミリステレオミニジャック)を備え、付属するインナーイヤーイヤフォンのほかに、好みのイヤフォンも利用できる。付属するイヤフォンは標準的でそれなりの音質だが、本体からの出力特性そのものは誇張は控えめで、フラットだ。通話は、本体の電話マークがあるボタンでフック操作が可能。音質にも特別な違和感はなく、使い勝手に不満は感じない。

 もう1つ、今回取り上げた製品で唯一、FMラジオチューナーも内蔵する。ラジオはオート選曲機能と5局分保存できるプリセット機能を備える。単体でラジオを聴取する用途以外に、Bluetoothは搭載しないがFMトランスミッターは搭載するケータイ用の音楽再生用途など、“プラスα”の機能としても使えそうだ。


photophoto ステレオミニジャックは上面。インジケータも他人に対して過度に目立たないこの位置にある(左)。裏面にクリップが備わる。横向きに開くので襟や胸元に挟むことを想定したと思われる。もちろん胸ポケットにはさんでもいい(右)
photophoto 携帯時はクリップにイヤフォンを巻いてコンパクトに収納できる。イヤフォンケーブルを横向きに巻いて、2つに分かれた後のケーブルを切り欠きに通して固定する仕組みだ(左)。充電用のACアダプタはプラグを収納できるタイプ。少し大きめなので常時持ち歩く場合には向かないが、出張や旅行時に持っていく程度ならさほど苦にはならないだろう

主なスペック
製品名 S605
メーカー モトローラ
製品形態 リモコン型
装着スタイル 両耳(イヤフォン)
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 35×16×10ミリ
重量 約56グラム(実測値)
連続通話時間 約5.5時間
連続音楽再生 約5.5時間
連続待受時間 約200時間
充電時間 約2時間
充電端子(USB充電) Micro USB形状(○汎用ケーブル利用)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 簡単ペアリング機能、FMラジオ搭載、別途iPodやiPhone 3GにA2DPのBluetooth機能を追加する「iPodアダプター」付きモデルも存在
カラー ブラック
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
1万2800円


Bluetooth対応ヘッドセット

丸いボディがかわいらしい、超小型/軽量サイズの“耳せん”スタイル──プラネックス「BT-miniHS」

ベーシックでクセがない、小型軽量、長時間駆動のイヤーピース型デザイン──サンワサプライ「MM-BTMH6」

ベーシックなヘッドセットスタイル、操作性や通話も大きな不満がない──ソフトバンクセレクション「SBS-BT2010」

小型ながら操作しやすいベーシックモデル──モバイルキャスト「mArrow(MP210)」

落ち着いたマットブラックボディと長時間駆動、ハンズフリー通話メイン向き──ソニー・エリクソン「HBH-PV703」

長時間駆動とソフトで確実な装着性、ノイズリダクション機能も搭載──ソニー・エリクソン「HBH-PV708」

ベーシックモデルながら使い勝手は上々、形状の異なるイヤーピースが付属──モトローラ「H375」

超小型の“耳せん”型ボディが特徴、デザインとともに使い勝手もなかなか上々──アドテック「AD-HSM10」

イヤーフックスタイルの、スタンダードなヘッドセット専用モデル──プラントロニクス「Explorer 360」

点灯が目立ちがちなLEDを廃した、液晶ディスプレイ付きのベーシックモデル──Jabra「BT4010」

ソフトな装着感が心地よい、ベーシックなイヤーフック型ヘッドセット──ノキア「BH-200」

デザイン性とともに、使いやすいと感じられる細かな工夫も秀逸──モトローラ「H620」

タッチセンサーと“音声ガイド”で操作できる、フラットデザインの先鋭モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-WTBT01」

片耳装着型の小型ヘッドセットスタイルながら、音楽やワンセグも対応──Jabra「BT8040」

自動音量調整やノイズリダクション機能が便利、通話メイン用に適する──ソニー・エリクソン「HBH-IV840」

スライド式マイクブームで、直感的にフック操作が可能──プラントロニクス「Voyager 815」

プレーンなデザインが魅力、クリップ保持型のネックストラップも付属──ノキア「BH700」

高性能ノイズリダクション機能搭載のハンズフリー通話用ハイエンドモデル──Jabra「BT530」

ジュエリーのようなデザイン、使いやすい操作性とバッテリー内蔵ケースが魅力──プラントロニクス「Discovery 925」

小さく軽く長寿命、ハンズフリー通話がメインのヘビーユーザーに向く──モトローラ「H680」



Bluetooth対応イヤフォン/ヘッドフォン

コンパクトなリモコン型、音楽再生やワンセグ出力にも対応──プラネックス「BT-HP01AD」

音楽やワンセグもOK、カジュアルに利用できるリモコンスタイル──ソフトバンクセレクション「SBSBT81AIR」

質実剛健なリモコンスタイル、音楽やワンセグ、複数端末の同時接続など機能も充実──サンワサプライ「MM-BTSH3」

ケーブルレスのネックバンドスタイル、これ1台で音楽やワンセグもOK──モバイルキャスト「mBandR(MPX2200R)」

コンパクトに折りたためる、ネックバンドスタイルの多機能モデル──サンワサプライ「MM-BTSH9」

音楽再生とワンセグに対応、手持ちのイヤフォンも使えるリモコン型の万能モデル──Jabra「BT3030」

音楽やワンセグにも対応する、左右独立型のイヤーフックスタイル──サンワサプライ「MM-BTSH2N」

クリップで保持できる小型リモコンスタイルで、好みのイヤフォンが利用できる──ソニー「DRC-BT15P」

音楽+ワンセグにも対応、そこそこの機能とやや安価が特徴のドコモ標準オプション──NTTドコモ「ワイヤレスイヤホンセット 02」

両耳イヤーフック型スタイルが特徴、もちろん音楽やワンセグに対応──ソニー「DR-BT140Q」

カジュアルに音楽再生を楽しめるネックバンドスタイル──ソニー「DR-BT21G」

デザインと長時間待受性能が優秀、気軽に使える小型リモコンスタイル──ソニー・エリクソン「HBH-DS205」

両耳イヤーフックスタイルの音楽、ワンセグ対応モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-LBTHP01」

使いやすいリモコンスタイルで音楽再生やワンセグに対応、FMラジオも搭載──モトローラ「S605」



 次回は「Bluetoothイヤフォン/ヘッドフォン ハイエンド/特殊モデル編」と購入ポイントをお届けします。


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