特命係長 只野仁 最後の劇場版「シルビアのこと、調べてあげたわよ」Mobile&Movie 第336回

» 2008年12月19日 14時15分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名特命係長 只野仁 最後の劇場版
監督水田伸生
制作年・製作国2008年日本作品


 今回ご紹介する作品は、テレビ朝日系列の人気ドラマを映画化した『特命係長 只野仁 最後の劇場版』。大手広告代理店で、昼はさえない窓際係長、夜は無敵の特命係長として働く男が主人公。高橋克典演じる只野仁の携帯電話は、ソフトバンクモバイルの「822P」です。

 大手広告代理店・電王堂の総務2課の係長・只野仁(高橋克典)は、上司だけでなく部下からも無能だとバカにされているさえない男。ダメダメな係長の只野をなぜか慕っているのは、山吹一恵(蛯原友里)だけでした。

 存在感もなく、何のとりえもないように見える只野ですが、実は裏の顔があったのです。それは、電王堂の会長(梅宮辰夫)直属の“特命係長”として、社内外のトラブルを収拾することでした。只野は、昼間のさえない姿からは想像もつかないような強靭な肉体で、法が通用しない相手とも互角にやりあってきたのでした。さらに、最強のプレイボーイとして、星の数ほどの女たちを虜にしてきたのです。

 今回、会長が只野に命じたのは、電王堂が社運をかけて大阪で開催するエコイベントのバックアップ。イベントのメインキャラクターを務めるシルビア(秋山莉奈)が、何者かに脅迫されているというのです。只野は、総務の係長として人気絶頂のグラビアアイドルの担当に付くことに。

 さっそく、シルビアのマネジャー加藤エミ(西川史子)は、イケてない只野を雑用係として使いまくり。シルビアはシルビアで、自分が狙われていると知っていながら、好き勝手な行動を取る困った娘。そんな中、シルビアの身に危険が迫り、只野は誰が犯人なのか探り出そうとします。

 シルビアに届いた脅迫状の送り主は、熱心なファンを装っていましたが、目的は別のところにあるよう。電王堂の社内の人間から、シルビアの周囲の人間まで、森脇幸一(永井大)と協力して洗い出します。

 「シルビアのこと、調べてあげたわよ」

 只野の携帯電話に、女子アナの新水真由子(三浦理恵子)から連絡が入ります。真由子は只野にメロメロで、マスコミのネットワークを生かして、シルビアの裏情報を探ったのです。それによると、シルビアはかつて大阪の小さな事務所でモデルとしてスタートしたことが判明。大手事務所への移籍時に、何らかのトラブルが発生したという可能性も出てきたのでした。

 犯人の正体がつかみきれない中、エコイベントまであと2日という時に、シルビアが行方不明になってしまいます。只野はシルビアを探し回り、ついに最強の敵と対決。シルビアを誘拐した犯人とは? そして、その目的とは? 携帯電話の着信履歴が真犯人を見つけ出す重要な手がかりに……。

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