シャープ製端末ならではの特徴として、液晶テレビAQUOSで培った高画質技術を応用した、NewモバイルASV液晶を搭載する点も忘れてはならない。コンパクトボディながら、PRIMEシリーズの「SH-03A」と同じく、3インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示に対応したディスプレイを搭載。ワンセグ視聴はもちろん、520万画素カメラで撮影した写真を鮮やかに表示してくれる。GPS機能を利用した地図表示、地図メモ機能や、PC向けのWebサイトを閲覧できるフルブラウザ利用時にも、フルワイドVGA液晶ならではの高精細さが良好な使い勝手を提供してくれる。
ちなみに、液晶パネルには6色カラーフィルタと太陽光の反射を抑えるARSシートが内蔵されている。このため、明るい屋外でも、鮮やかなワンセグ画面の表示や画像再生を行える。また、SH706iと同様に、色彩や肌色を美しく再現する映像処理エンジン「SVエンジン+」、動きに強くスポーツ観戦に適した「高速動画応答技術」を搭載しており、大画面でのワンセグ視聴、写真再生をとことん美しい画質で楽しめる。
ディスプレイが大きくなると気になる、周囲からののぞき見には、「新ベールビュー」で対処できる。左右に加え、上下方向からののぞき見も防げるため、満員電車でも、メール入力やウェブサイトの閲覧を安心して行える。新ベールビューで表示される静止画は猫/ハート/もみじ/駐停車禁止/メッシュ/肉球の6種類。アニメーションはメッシュ/肉球の2種類から選べる。
SH-02Aのワンセグアンテナは内蔵式。ワンセグを起動すればすぐにテレビ番組を楽しめる。ワンセグにもまた、シャープならではのこだわり機能が満載だ。現在放送中の番組画面をサムネイル表示し、そこから視聴するチャンネルが選べる「チャンネルビュー」や、見たいシーンがすぐに探せる「30秒スキップ・10秒バック」をサポート。さらに、内蔵メモリに録画したワンセグデータを最大9回ダビング(10回目はムーブ)できる「ダビング10対応」など、便利な機能が多数搭載されている。
ワンセグを視聴しながら、iモードサイトを閲覧したり、メール作成、フルブラウザ、スケジュール機能などを同時に起動できるマルチウィンドウにも対応。ながら視聴でワンセグを楽しく便利に活用できる。
またSH706iと同様、ドルビーモバイルも搭載。イヤフォンを使用すれば、音楽鑑賞やワンセグ視聴時に臨場感あふれる音声を楽しめる。ちなみに、ジャンル連動機能を使うことで、番組の内容に合わせてニュース/スポーツ/ドラマ/バラエティ/ミュージック/映画の6種類から最適なサウンドモードに自動で調整してくれる。
SH-02Aならではの新機能としては、入力した文章の内容から、自動的に絵文字を予測してメールに加えられる「絵文字プラス」を搭載した。テキストメールを作成した後に絵文字プラスを選択するだけで、絵文字入りメールが簡単に作成できる。
変換される絵文字はいくつかの候補の中から、好みのものを選べるため、ありがちな「いつも同じ絵文字ばっかり使ってる人」にはならないのでご安心を。
また、絵文字の入力部分は「文中+文末/文末のみ」の2種類から選択可能。絵文字の量を調整したり、変換した絵文字入りメールの編集なども簡単にできる。ただし、本文をデコレーションしている場合は、絵文字プラスは利用できない。
さらには、手書きの絵や文字をカメラで撮影して、自分だけのオリジナルデコメピクチャが作れる、「ショットデコプラス」機能を搭載。最大5枚の画像をつないで、動きのあるデコメピクチャを作成でき、作り出すとかなりハマる。女性に人気がでそうな機能だ。
もちろんシャープらしさはメール機能だけじゃない。内蔵辞書のほか、固有名詞や専門用語など、調べたい内容によってiモード検索も可能な「スマートリンク辞書」を搭載し、[MULTI]キーの短押しで呼び出せる。いろいろ調べているだけでもかなり楽しい。
このほか、カメラで名刺を撮影するだけで文字情報を読み取り、電話帳に登録できる「名刺リーダー」など、おなじみの便利機能も多数搭載されている。
8色のカラバリ、6万5536色表示が可能なカラー有機ELを搭載したサブディスプレイなど、ビジュアルへのこだわりを強く感じるSH-02A。このこだわりは、端末の外観だけでなく、表示されるフォントにも現れている。SH-02Aには、SH-01AやSH-03Aと同様、「AXISフォント」「SH平成明朝」「SHクリスタルタッチ」の3つの書体がプリインストールされており、好みのものが設定できる。
シャープのメーカーサイト「SH-MODE」では、「LC楷書」「LC明朝」「LC細明朝」「LCゴシック」「SHスリムタッチ」「SH角ポップ」「SHクリスタルタッチ(内蔵)」といった追加フォントを用意している。また、PCで一般的に使用されるTrueTypeフォントをダウンロードして使用することも可能だ。自分好みのフォントを入れて、画面に表示する文字まで自分らしくカスタマイズできる。
ただし、本体に保存できるフォントデータは3つまでなので、追加フォントをダウンロードして保存するには、3つ目のフォント「SHクリスタルタッチ」の上書きが必要だ。ダウンロード可能なサイズは6Mバイトまでとなっている。
今回のドコモの2008年冬モデルでは、STYLEシリーズに属するSH-02Aだが、2008年夏モデルのSH706iと比べるとその性能には格段の差がある。大きく進化したカメラ機能、3インチフルワイドVGA液晶、ワンセグ、新ベールビュー、国際ローミング(3G)などの基本機能をしっかりとカバー。さらには、新機能の絵文字プラス、フォントダウンロードなど、トレンド機能やサービスにしっかり対応している点も見逃せない。
ハイスペックなPRIMEシリーズのSH-01A、SH-03Aとは一味違った、普段使いに必要な機能を十分に満たし、毎日の生活にちょうどよい、使いやすさを追求した端末といえるだろう。
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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年1月31日