“スマート一括”って何?──「0円/1円」端末が席巻するケータイ売り場携帯販売ランキング(1月12日〜1月18日)(3/4 ページ)

» 2009年01月23日 20時09分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

やや順位が変動──「スマート一括」って何?

2009年1月第3週(ソフトバンクモバイル)
順位 先週順位 製品名
1 3(↑) 830P
2 1(↓) iPhone 3G(16Gバイト)
3 2(↓) 930SH
4 6(↑) NEW PANTONE
830SH
5 12(↑) AQUOSケータイ
923SH
6 4(↓) AQUOSケータイ
FULLTOUCH 931SH
7 5(↓) 821SC
8 7(↓) VIERAケータイ
921P
9 11(↑) インターネットマシン
922SH
10 8(↓) かんたん携帯
821T
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。なお、今回から2008年中に新たに販売実績収集を開始した「追加パネル店」が母集団に含まれたため、前回の順位と相違がある箇所があります
Photo 830P

 ソフトバンクモバイル端末も、“枯れ”期と不景気による購買需要の冷え込み、そして新機種が発表間近であることなどが交わり、安価な機種が順位を上げている。

 今回の首位はパナソニック モバイル製のベーシック端末「830P」(前回3位)が獲得。続いて2位にApple製の「iPhone 3G(16Gバイト)」、3位にシャープ製の8Mカメラ搭載端末「930SH」(前回2位)、4位に同じくシャープ製のカラフルベーシック端末「NEW PANTONE 830SH」(前回6位)、5位に旧全部入りハイエンド「AQUOSケータイ 923SH」(前回ランク圏外 2008年夏モデル)が入った。

 今回は値下げにより、前回ランク圏外だった2008年夏モデルのAQUOSケータイ 923SHが急浮上。923SH以外に、「VIERAケータイ 921P」や「インターネットマシン 922SH」といった旧ハイエンドモデルも値下げ効果で人気となっている。

 なお、ソフトバンクモバイルの激安ケータイはいわゆる「スパボ一括***円」で購入すると月額1ケタ円とタダ同然に携帯を所持できる方法が知られているが、最近「スマート一括」という新たな方法が登場した。現在、テストケースとして限られた店舗で導入されているようだ。

 スマート一括は、例えば端末価格を一括0円など安価にする代わりに、新スーパーボーナス加入時に基本料金などから値引きされる“月月割”をなしとするもので、月々の最低利用料金がホワイトプラン分の980円となる。ホワイトプランの加入が必須となり、“2年縛り”が発生。更新月以外の解約(機種変更や料金プラン変更なども含む。また、契約は自動更新)時は9975円の契約解除料金が発生する。

 あまりにいびつすぎたスパボ一括と異なり、スマート一括はドコモの「バリュー一括」やauの「シンプル一括」に似たスタイルだ。実質値上げとなるものの対象機種はやや増えるようで、今回首位の830Pも対象機種の1つになっていた。

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