「Woooケータイ W63H」の兄弟機といえるカシオ計算機製の「EXILIMケータイ W63CA」は、「ミジンコ」が登場するケータイアレンジをプリセットするが、W63Hはどうか。W63Hでは、日立のエアコンのキャラクターである「白くまくん」が登場する。
白くまくんは、1975年に日立ルームエアコンシリーズの総称として誕生。初代の白くまくんは実写版だったという。そして1980年にイラストによる「白くまくん」が登場。現在の白くまくんは7代目にあたり、親子という設定になっている。W63Hはこの7代目の白くまくんを内蔵しており、メニューや各種動作画面で登場する。カシオ端末のペンギンやミジンコのように動きはないが、その愛らしい表情はペンギンにはない魅力といえる。
W63Hのカメラは、AF(オートフォーカス)対応の有効500万画素COMSを採用。W63CAの800万画素に比べると見劣りするが、ケータイカメラとしては十分なスペックといえる。
実際に撮影したところ、ケータイカメラとしては大きな不満は感じなかった。ただ、(シャッターを押してから撮影されるまでの)シャッタータイムラグがとても大きいと感じた。また、夕暮れ時の屋外や室内といった光量不足の環境では、色の階調が浅くなってしまった。このあたりは撮影補助ライトを活用するなどして、光量を補って撮影する必要がありそうだ。
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