韓Samsung Electronicsは2月15日、「Mobile World Congress 2009」開催前日に行われたプレス向けプレビューイベントで8Mピクセルカメラ搭載の新モデル「MEMOIR」を披露した。
MEMOIRはタッチパネル+8Mピクセルカメラを搭載する、主に北米市場向けとするハイエンドモデル。デジタルカメラを強く意識したデザインに仕上げられ、8Mピクセルの撮像素子に16倍デジタルズーム、5つの撮影モード、キセノンフラッシュ、内蔵GPSを利用した位置情報(ジオタク)の自動保存機能などを搭載。写真をFlickrなどのオンラインアルバムサイトに即座にアップロードする機能やテレビ(外部映像)出力機能も備える。
ディスプレイは240×400ピクセルの3インチタッチパネル液晶。Samsung独自開発のタッチUI「TouchWiz UI」を採用し、OMNIAと同様に待受画面に好みのウィジェットを複数配置できる。文字入力はソフトウェアQWERTYキーボードで行う(手書き入力には対応していないとのこと)。モーションセンサーも備え、端末の向きに応じて画面も切り替わる機能も備える。
本体サイズは105.9(高さ)×53.6(幅)×14(厚さ)ミリ、重量125グラム。通信方式はHSDPA(W-CDMA)とGSMに対応。2009年2月下旬に北米通信キャリア T-Mobileから独占販売される。2009年2月現在、他国への展開は未定となっている。
登壇したSamsung Telecommunicaiton AmericaのCMO ビル・オーグル(Bill Ogle)氏は「MEMOIRは携帯電話としての機能に優れているだけではなく、高画質カメラや写真のアップロードや使いやすいインタフェースなど、デジタルカメラと同じ形状を持つ新世代の“カメラフォン”である」とMEMOIRの優位性を述べる。会場にスーパーモデルのヘレナ・クリステンセンさんも登場し、「MEMOIRなら携帯電話とカメラを1台にまとめられるのがスマート。カッコいいMEMOIRをぜひ使ってみたいわ」とMEMOIRへの期待を寄せていた。
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