NHKは4月6日から、ワンセグ専用の番組を放送する。大河ドラマのダイジェストや双方向クイズ番組など、携帯電話向けに短く編集した番組を、平日の昼と深夜、土曜日の昼などに放送する。
教育テレビのサイマル放送を行っている「NHKデジタル携帯」の2チャンネルで放送。忙しい社会人が短時間で役に立つ情報を得られる番組を目指し、1コーナー当たり5〜15分に収めた。
平日の昼休み時間帯(午前12時〜12時40分)の「ワンセグランチボックス」では、簡単な料理レシピなどを紹介するほか、大河ドラマのダイジェストや、自然番組「ダーウィンが来た」で取材した映像、双方向クイズ番組などをそれぞれ5分にまとめて放送する。
土曜日の昼には携帯サイトと連動した番組「大人のジョーシキ大学」を放送。それぞれの番組でデータ放送や携帯サイトも活用し、料理レシピやクイズ番組の答え、天気予報などを確認できるようにする。
同チャンネルは、独自番組を放送している時間帯以外は、通常の教育テレビのサイマル放送を行う。
現在のワンセグ放送は、一般のテレビ向け番組のサイマル放送がほとんどで、「必ずしも携帯電話での視聴に適したコンテンツではない」とし、「放送と通信の誘導を先導する意義も込めて」専用番組を始めるとしている。
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