撮影時のUI(ユーザーインタフェース)や操作性は基本的にW61Sを継承しているが、いくつか細かいところで変更点が見られた。まず、ズームやAFロック、撮影サイズの変更、サブメニューの呼び出しなど、十字キーとソフトキーに割り当てられた機能がすべて変更された。十字キーの上下にズーム、EZキーにAFロックを割り当てるau端末が多いので、それらの機種に合わせたと思われる。
十字キー上 | 十字キー下 | 十字キー左 | 十字キー右 | アプリキー | EZキー | アドレス帳キー | メールキー | |
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S001 | ズーム(望遠) | ズーム(広角) | フラッシュ | フォーカス設定 | サブメニュー | AFロック | ムービー | 撮影サイズ |
W61S | フォーカス設定 | フラッシュ | セルフタイマー | 撮影サイズ | ズーム(広角) | ズーム(望遠) | サブメニュー | AFロック |
またW61Sでは、デジカメモードやムービーなどの「カメラモード」は、サブメニューの「設定」にある「撮影」タブから変更する仕様だったが、S001では、サブメニューの第1階層から変更できる。
W61Sでは、ほかの機能の起動中でも、側面のカメラキーの短押しでカメラを起動できたが、S001はどうだろうか。
S001のカメラは、サイドキーの短押しではなく、待受時にレンズカバーを開けることで起動する。ただし、フォトビューアーと音楽付きスライドショー以外の操作中にレンズカバーを開けてもカメラは起動しない。レンズカバーを開けてカメラを起動するには、いったん待受画面に戻る必要があるので、W61SのようにメールやWebサイトを見ながら素早くカメラを起動、という使い方はできない。
また、側面のシャッターキーは「カメラ起動」が割り当てられていないので、レンズカバーを開けたまま待受画面に戻り、シャッターキーを押してもカメラは起動しない。
S001は、カメラ起動時に特定のキーが光るのだろうか。W61Sはカメラを起動すると、シャッターキー周辺が青色に点灯するほか、ズームに使うアプリキーとEZキーの左側(横に持つと下側)にある、ズームを示す「W」と「T」の文字が青色に点灯する(W61Sの過去記事を参照)。一方、S001はカメラを起動してもキーの周辺は光らない。
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