auの2009年春モデルは、高機能なKCP+端末のほか、長く使うことを意識した“New Standard(以下NS)”シリーズの京セラ製「ベルトのついたケータイ NS01」、韓Pantech&Curitel製「ケースのようなケータイ NS02」と、子ども向けの京セラ製「安心ジュニアケータイ K001」がある。
これら3機種は旧プラットフォームのKCPを採用しており、au one ガジェットやマルチプレイウィンドウ、LISMO、ワンセグ、Bluetoothなどには対応しない。ただ、ワイドQVGAサイズの液晶、2Mピクセルクラスのカメラ、外部メモリといった最低限のスペックは満たしており、EZナビウォークや災害時ナビなどGPS関連のサービスも利用できる。また、NS01はこの中では唯一おサイフケータイに対応している。
NSシリーズの2機種とKOO1は、ケータイに多くの機能は求めないユーザーが対象といえる。それだけに、サイズや重さ、キーの押しやすさなど、“使いやすさ”に直結する部分が重要だ。今回はこれら3機種の基本事項を比較する。
3機種とも、サイズと重さが極端にスリムで軽いということはないが、どれも厚さは最厚部を含めて20ミリ未満を実現しており、幅はNS01が約48ミリ、K001が約47ミリと持ちやすい寸法だ。この2機種は重さも120グラム前後と手頃だ。一方、NS02は製品名のとおりケースのような形状を重視したためか、幅はやや太い約51ミリ、重さはNS01とK001よりも15グラムほど重い約134グラムとなっている。
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 重さ | 連続通話時間 | 連続待受時間 | |
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NS01 | 約48×100×18.8(最厚部19.4)ミリ | 約119グラム | 約220分 | 約310時間 |
NS02 | 約51×102×19.4ミリ | 約134グラム | 約220分 | 約320時間 |
K001 | 約47×100×17.8(最厚部19.2)ミリ | 約122グラム | 約220分 | 約310時間 |
KCP+対応端末は、ワイドVGA(480×800ピクセル)やフルワイドVGA(480×854ピクセル)のディスプレイを採用する機種が増えているが、NS01とNS02、K001のディスプレイ解像度はワイドQVGA(240×400ピクセル)。KCP+端末よりは劣るが、メールのやり取りや携帯サイトを見る程度なら十分だろう。
待受画面は3機種とも240×400ピクセルの画像を全画面で表示できる。また、NS01は、この中で唯一サブディスプレイを搭載する。
メインディスプレイ | 壁紙表示サイズ | サブディスプレイ | |
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NS01 | 約2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)モバイルASV液晶 最大26万色 | 240×400ピクセル | 約0.5インチ(60×32ピクセル)有機EL 1色 |
NS02 | 約2.7インチワイドQVGA(240×400ピクセル)TFT液晶 最大26万色 | 240×400ピクセル | − |
K001 | 約2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)モバイルASV液晶 最大26万色 | 240×400ピクセル | − |
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