第3回 着信ランプやmicroSDスロットはどこにある?――KCP+端末最新ケータイ徹底比較(au 2009年春モデル編)

» 2009年04月09日 19時15分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 左からPremier3、Xmini、S001、H001、T001、CA001、SH001、P001

着信ランプ:H001とCA001はLEDディスプレイが点灯

photo ランプの設定は音声着信、Eメール受信、Cメール受信など個別に設定できる

 着信ランプは、「Walkman Phone, Premier3(以下Premier3)」「Walkman Phone, Xmini」「Cyber-shotケータイ S001」「フルチェンケータイ T001」「SH001」「P001」はメロディ連動と5つの点灯パターンを設定でき、1パターンにつき7つのランプ色を選べる。一方、背面のLEDディスプレイが着信LEDとしても機能する「Woooケータイ H001」と「CA001」は、メロディ連動と点灯のオン/オフのみ設定でき、点灯カラーの設定はできない。

 ランプ色を変更できないH001とCA001は「アドレス帳に登録した人によって点灯カラーを変えたい」という人には不便だが、H001は15×5ドット、CA001は17×7ドットと広範囲に点灯するので、点灯範囲の狭いほかの機種よりも見やすい。また、SH001はこの中では珍しく、2カ所ある背面の円形部分が点灯するので目立つ。

photophotophoto Premier3はサブディスプレイの右側と、メインディスプレイの右上にランプが点灯するので、本体を閉じていても開いていてもランプを確認できる(写真=左、中)。Xminiはディスプレイ左上が点灯する(写真=右)
photophotophoto S001はディスプレイ右上が点灯する(写真=左)。H001は背面に着信を知らせるLEDが点灯する(写真=中)。T001はこの中では唯一、ヒンジ部が点灯する(写真=右)
photophotophoto H001と同じく、CA001も背面のLEDディスプレイが着信時に点灯する(写真=左)。SH001は背面パネルの左下に2つの円形ランプが点灯する(写真=中)。P001は背面に四角いランプが点灯する(写真=右)

内蔵メモリと外部メモリ:microSDスロットはどこにある?

 ケータイで頻繁に静止画や動画を撮影したり、ワンセグで録画をしたりといった人は、内蔵メモリの容量と、対応する外部メモリをチェックしておきたい。

 内蔵メモリの容量は、外部メモリに非対応のXminiが約3.584Gバイトと最大で、次いで約750MバイトのP001、約740MバイトのSH001が大きい。Premier3は50Mバイト、S001は70Mバイトと心もとないが、Premier3は2Gバイト、S001は1GバイトのmicroSDが付属する。

 外部メモリについては、Xmini以外の機種が最大2GバイトのmicroSDを利用できるが、4Gバイト以上のmicroSDHCは、この中では全機種とも利用できない。ドコモとソフトバンクはmicroSDHCに対応する機種が増えているので、auには次期モデルでの改善に期待したい。

 外部メモリスロットは側面に備える機種が多いが、S001とT001はバッテリーカバーの内側にあり、いったん電源を切り、バッテリーパックを外さないと、microSDを着脱できない。この2機種で外部メモリのデータをPCで読み書きすることが多い人は、USBケーブルやBluetooth機能を利用する方がスムーズだろう。

内蔵メモリと外部メモリ
内蔵メモリ容量 外部メモリ(最大容量) 外部メモリスロットの位置
Premier3 約50Mバイト(BREW専用に別途約50Mバイト) microSD(2Gバイト)※2GバイトmicroSDが付属 左側面
Xmini 約3.584Gバイト(BREW専用に別途約50Mバイト)
S001 約70Mバイト(BREW専用に別途約30Mバイト) microSD(2Gバイト)※1GバイトmicroSDが付属 バッテリカバー内部
H001 約500Mバイト(BREWフォルダ共有) microSD(2Gバイト) 左側面
T001 約100Mバイト(BREWフォルダ共有) microSD(2Gバイト) バッテリカバー内部
CA001 約500Mバイト(BREWフォルダ共有) microSD(2Gバイト) 左側面
SH001 約740Mバイト(BREWフォルダ共有) microSD(2Gバイト) 左側面
P001 約750Mバイト(データフォルダ約700Mバイト、BREWフォルダ約50Mバイト) microSD(2Gバイト) 左側面
photophotophoto 左から、Premier3、S001、H001の外部メモリスロット
photophotophotophoto 左から、T001、CA001、SH001、P001の外部メモリスロット

赤外線通信:閉じたまま簡単に通信できる機種は?

赤外線通信
赤外線ポートの位置 IrSimple
Premier3 裏面
Xmini 右側面
S001 ディスプレイ部先端
H001 裏面
T001 裏面
CA001 ヒンジ部
SH001 裏面
P001 ディスプレイ部先端

 赤外線でアドレス帳などのデータをやり取りする際に、ポートの場所がすぐには分からないことはないだろうか。赤外線ポートはディスプレイ部先端のほか、側面や裏面、ヒンジ部など、一見すると分かりにくい場所に備える機種もある。

 赤外線通信はお互いのケータイを向かい合わせて行うので、ポートがディスプレイ部にある方が、縦に持ったまま向きを変える必要がないので便利だ。側面や裏面にポートがあると、自分か相手のどちらか一方がケータイの向きを変える必要があるので、やや手間が増える。

 この中でディスプレイ部先端に赤外線ポートを備えるのは、S001とP001の2機種。Xminiは右側面、Premier3、H001、T001、SH001は裏面のカメラレンズ付近、CA001はヒンジ部にポートがある。スライド端末で先端にポートがあるS001は、閉じたまま簡単に赤外線通信ができて使いやすい。CA001はヒンジ部にポートがあるので、赤外線通信をするときは、(ディスプレイを回転して閉じた)ビューアスタイルにするなど、少し工夫がいりそうだ。

 また、H001とCA001、SH001は、より高速な赤外線通信ができる「IrSimple」に対応している。

photophotophotophoto 左から、Premier3、Xmini、S001、H001の赤外線ポート。H001は黒地の上にポートがあるので見にくい
photophotophotophoto 左から、T001、CA001、SH001、P001の赤外線ポート。T001とSH001のポートも黒地の上にあるので分かりにくい

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