着信ランプは、「Walkman Phone, Premier3(以下Premier3)」「Walkman Phone, Xmini」「Cyber-shotケータイ S001」「フルチェンケータイ T001」「SH001」「P001」はメロディ連動と5つの点灯パターンを設定でき、1パターンにつき7つのランプ色を選べる。一方、背面のLEDディスプレイが着信LEDとしても機能する「Woooケータイ H001」と「CA001」は、メロディ連動と点灯のオン/オフのみ設定でき、点灯カラーの設定はできない。
ランプ色を変更できないH001とCA001は「アドレス帳に登録した人によって点灯カラーを変えたい」という人には不便だが、H001は15×5ドット、CA001は17×7ドットと広範囲に点灯するので、点灯範囲の狭いほかの機種よりも見やすい。また、SH001はこの中では珍しく、2カ所ある背面の円形部分が点灯するので目立つ。
ケータイで頻繁に静止画や動画を撮影したり、ワンセグで録画をしたりといった人は、内蔵メモリの容量と、対応する外部メモリをチェックしておきたい。
内蔵メモリの容量は、外部メモリに非対応のXminiが約3.584Gバイトと最大で、次いで約750MバイトのP001、約740MバイトのSH001が大きい。Premier3は50Mバイト、S001は70Mバイトと心もとないが、Premier3は2Gバイト、S001は1GバイトのmicroSDが付属する。
外部メモリについては、Xmini以外の機種が最大2GバイトのmicroSDを利用できるが、4Gバイト以上のmicroSDHCは、この中では全機種とも利用できない。ドコモとソフトバンクはmicroSDHCに対応する機種が増えているので、auには次期モデルでの改善に期待したい。
外部メモリスロットは側面に備える機種が多いが、S001とT001はバッテリーカバーの内側にあり、いったん電源を切り、バッテリーパックを外さないと、microSDを着脱できない。この2機種で外部メモリのデータをPCで読み書きすることが多い人は、USBケーブルやBluetooth機能を利用する方がスムーズだろう。
内蔵メモリ容量 | 外部メモリ(最大容量) | 外部メモリスロットの位置 | |
---|---|---|---|
Premier3 | 約50Mバイト(BREW専用に別途約50Mバイト) | microSD(2Gバイト)※2GバイトmicroSDが付属 | 左側面 |
Xmini | 約3.584Gバイト(BREW専用に別途約50Mバイト) | − | − |
S001 | 約70Mバイト(BREW専用に別途約30Mバイト) | microSD(2Gバイト)※1GバイトmicroSDが付属 | バッテリカバー内部 |
H001 | 約500Mバイト(BREWフォルダ共有) | microSD(2Gバイト) | 左側面 |
T001 | 約100Mバイト(BREWフォルダ共有) | microSD(2Gバイト) | バッテリカバー内部 |
CA001 | 約500Mバイト(BREWフォルダ共有) | microSD(2Gバイト) | 左側面 |
SH001 | 約740Mバイト(BREWフォルダ共有) | microSD(2Gバイト) | 左側面 |
P001 | 約750Mバイト(データフォルダ約700Mバイト、BREWフォルダ約50Mバイト) | microSD(2Gバイト) | 左側面 |
赤外線ポートの位置 | IrSimple | |
---|---|---|
Premier3 | 裏面 | − |
Xmini | 右側面 | − |
S001 | ディスプレイ部先端 | − |
H001 | 裏面 | ○ |
T001 | 裏面 | − |
CA001 | ヒンジ部 | ○ |
SH001 | 裏面 | ○ |
P001 | ディスプレイ部先端 | − |
赤外線でアドレス帳などのデータをやり取りする際に、ポートの場所がすぐには分からないことはないだろうか。赤外線ポートはディスプレイ部先端のほか、側面や裏面、ヒンジ部など、一見すると分かりにくい場所に備える機種もある。
赤外線通信はお互いのケータイを向かい合わせて行うので、ポートがディスプレイ部にある方が、縦に持ったまま向きを変える必要がないので便利だ。側面や裏面にポートがあると、自分か相手のどちらか一方がケータイの向きを変える必要があるので、やや手間が増える。
この中でディスプレイ部先端に赤外線ポートを備えるのは、S001とP001の2機種。Xminiは右側面、Premier3、H001、T001、SH001は裏面のカメラレンズ付近、CA001はヒンジ部にポートがある。スライド端末で先端にポートがあるS001は、閉じたまま簡単に赤外線通信ができて使いやすい。CA001はヒンジ部にポートがあるので、赤外線通信をするときは、(ディスプレイを回転して閉じた)ビューアスタイルにするなど、少し工夫がいりそうだ。
また、H001とCA001、SH001は、より高速な赤外線通信ができる「IrSimple」に対応している。
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