ワンセグやカメラ、LISMO Playerなどのエンターテインメント機能は、ソフトキーパッドを使わずにタッチで操作ができるものが多い。
ワンセグはモーションセンサーに対応しており、端末を横に傾けると横画面に、縦に傾けると縦画面に切り替わる。画面を上下にフリックすると音量調節、左右にフリックするとチャンネル変更ができる。ほかのタッチ対応ケータイでは主流のスライド操作には対応していない。
ワンセグは横画面用のメニューから呼び出せる。上下左右にフリックして音量調節やチャンネル変更ができるほか、タップして呼び出せるソフトキーパッドからも操作できる
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LISMO Playerも同様で、上下のフリックで音量調節、左右のフリックで曲送りや頭出しができる。LISMO Videoは端末を横に傾けると自動で横画面になるが、LISMO Playerはモーションセンサーには対応しておらず、常時縦画面で表示される。
Sportio water beatのカメラは320万画素CMOSを採用しているが、ドコモとソフトバンク向けのシャープ製端末が800万画素CCDや1000万画素CCDカメラを備えていることを考えるともの足りない。320万画素CMOSを採用したのは「800万画素CCDカメラを搭載するとボディに凹凸ができてしまうので、フラットな形状にすることを重視した」(説明員)ためだという。
カメラ操作中は上下にフリックすると明るさ調節、左右にフリックするとズームができるほか、サブメニューもタッチで操作できる。ただし中央のフォーカス枠をタップしてシャッターを切ったり、画面の任意の場所をタップしてフォーカスロックをする、といった操作はできない。ドコモとソフトバンクのシャープ製端末では対応している操作だけに残念だ。
また、撮影画面はモーションセンサーには対応しておらず、常に横画面で表示される。「AQUOSケータイ W64SH」のように、端末の向きに応じて縦画面と横画面を切り替えることはできない。
カメラを使った面白い機能として「絵文字メーカー」を搭載した。この機能では、撮影した画像からオリジナルの絵文字(画像)を作成でき、デコレーションメールの本文に挿入できる。
EZwebとPCサイトビューアーは、画面をフリックすることで「選択したリンクのカーソル移動」はできるが、スライド操作によるページスクロールはできない。また、左右にフリックして戻る/進むの操作もできず、戻る/進む操作をするためにはソフトキーパッドを呼び出す必要があり、少々手間がかかる(戻る操作は画面右下の「戻る」をタップしても可能)。タップしてリンク先へアクセスすることもできず、タップするたびにキーパッドが現れ、戸惑ってしまった。
また、ソフトキーは画面に透過表示されるとはいえ、下半分の一部は画面とキーが重なって見にくくなる。
PCサイトビューアーは横画面表示に対応しておらず、当然ながら端末の向きに応じて縦横表示を切り替えることはできない。せっかくタッチパネルとモーションセンサーを搭載しているのに、これらのデバイスが生かされていないのは残念だ。同じシャープ製の931SHやSH-04Aなどと比べると、ブラウザのタッチ操作は不満の残る出来だと感じた。
ブラウザはリンクを直接タップしてアクセスしたり、上下にスライドしてスクロールしたりといった操作はできない。Sportio water beatでは、ソフトキーパッドやサイドカーソルキーを使って操作するのが基本となる
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