無線LANを利用するには、まず通信モードを「FOMAシングルモード」以外に設定する必要がある。通信モードの切り替えは、待受時にiチャネルキーの長押しから行える。
その後、待受時に決定キーを長押ししてアクセスポイントを検索し、一覧からESS-IDを選択。その後WEPキーなどを入力すると、無線LANでの通信が開始する。そのまま設定をプロファイルとして登録して次回以降は自動接続することもできるし、その場限りの利用にもできる。
なお、簡単な操作で設定できる「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」にアクセスポイントが対応している場合、「かんたん接続」から、ESS-IDやセキュリティ方式などを設定できる。設定方法の詳細はNECのWebサイトで案内されている(外部リンクを参照)。
プロファイルが登録されたアクセスポイントには自動接続が可能。無線LANがオンになっている場合と、無線LANがオンの設定でN-06Aの電源を入れた直後に、一定周期でアクセスポイントを検索して、プロファイルに登録済みのアクセスポイントがあれば自動接続する。
また、自動接続するアクセスポイントの優先順位の設定も可能だ。自動接続に関しては、無線LAN内蔵のノートPCやスマートフォンと基本的な動作は同じと思っていい。
筆者の確認した限りでは、ドコモの「mopera U(Mzone)」と「BBモバイルポイント」「FON」は問題なくブラウザ認証でログインし、利用できた。NTTドコモのWebサイトでは、802.1x認証による自動ログインの設定が公開されており(外部リンク参照)、実際に自動ログインすることも確認できた。N-06AのフルブラウザはCookieをサポートしているので、mopera Uでは接続IDとパスワードを一定期間記憶する「簡単ログイン」も利用できる。
なお「ホームU」の契約に関わらず、公衆無線LAN接続で利用できるのはフルブラウザのみになる。
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