ウィルコム、公式サイトをリニューアル──着信ボイス、無料コンテンツポータルなども開始

» 2009年07月29日 11時00分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムは7月29日、PHSやスマートフォン向けに提供している公式サイトをリニューアルした。また無料のゲームや電子コミックなどを多数用意したポータルサイト「とりほ〜だい★らんど」を新たに提供するほか、京セラ製端末で利用できる「着信ボイス」サービスや、Flash Lite対応機種向けの動画配信サービスなどもスタートする。

 ウィルコムの公式サイトは、これまでも音声端末向けとスマートフォン向けが用意されていたが、今回のリニューアルにともなって、トップページが機種ごとに最適化されたものに切り替わっている。音声端末向けの公式サイトは、画面上に表示する「天気」「ニュース」「占い」「マーケット情報」「今日は何の日」の各情報は、ユーザーが表示と非表示を設定でき、好みに合わせてカスタマイズできるようにした。スマートフォン向けの公式サイトも、テキストリンク中心のデザインから、タッチパネルでの操作を意識した、アイコンの多い構成にデザインを変更している。

PhotoPhoto 左が音声端末用の公式ポータル、右がスマートフォン向けの公式ポータル。音声端末向けは表示するメニューなどを端末ごとに変えた。ニュースや天気などの表示項目はカスタマイズできる。スマートフォン向けはアイコンを増やし、タッチでも操作しやすいように配慮した

 無料コンテンツを多数用意するとりほ〜だい★ランドでは、ゲーム、電子コミック、動画、着信メロディ、壁紙、デコラティブ素材などを豊富に用意した。ゲームは毎月10本程度、コミックは毎月2本程度を入れ替えながら提供していくほか、W+Videoで見られる動画を毎月50本程度、着信メロディや着信ボイスを毎週5作品程度、壁紙を毎週約4枚程度、デコラティブ素材を400点程度(毎週更新)を提供する。ゲームは回数制限などもなく、自由に遊べるほか、コミックは1話だけでなく、全話が無料で購読できる。スタート時には「とことんぷよぷよ特別版」「悪魔城ドラキュラ」などのゲームタイトルや、「ジェネラルルージュの凱旋」「蟹工船」などのコミックが全話無料で楽しめる。

 また、「WX340K」「BAUM」「HONEY BEE 2」「HONEY BEE」「WX330K」「WX320KR」「WX320K」「WX310K」「WX300K」で利用できる着信ボイスサービスもスタートする。サービス開始と同時に5つのコンテンツプロバイダが着信ボイスの提供を開始。着信メロディよりもきれいに楽器の音や人の声を用いた着信音が利用可能になる。

 さらに、ウィルコムのスマートフォン向けに提供しているW+Videoが、Flash Liteを搭載したWX340KとBAUMに対応。両機種で、W+Videoで提供されているニュースや映画の予告編などの動画を楽しめる。8月31日までは、対応機種拡大に合わせてリンキン・パークやグリーン・デイら海外アーティストのミュージッククリップ50本を期間限定で配信している。

 こうしたコンテンツは、ウィルコムが提供している「新ウィルコム定額プラン」ならパケット通信料が最大でも2800円(基本料金2900円+2800円)で利用できることから、コンテンツ利用が携帯電話に比べて割安な料金ですむことをアピールしたい考え。

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