W42Kのバッテリーパックに18件目の発熱・発煙――解約した場合も要注意

» 2009年08月10日 19時18分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 京セラ製の「W42K」

 KDDIは8月10日、京セラ製の「W42K」向けのバッテリーパック「42KYUAA」について、7月にW42Kのユーザーから、時計機能などの利用中に発煙、発熱の申告を受けたと発表した。W42Kの発煙や発熱の申告は18件目となる。このユーザーは(機種変更済みの)W42Kをアラーム代わりに使っており、その使用時に発煙と発熱が起きたという。今回の事象では「敷き布団に焦げ跡がついたが、人損はない」(KDDI広報部)とのこと。

 W42Kのバッテリーパックは、内部でショートが発生することで、発熱・膨張し、発煙や破裂する可能性があることが確認されており、KDDIは2008年3月28日と4月12日にバッテリーパックを交換する旨を発表したほか、2008年11月17日と2009年2月9日にはWebサイトでも告知していた。広報部によると、今回18件目の申告をしたユーザーは、KDDIがバッテリーについて最初の報道をした2008年3月28日の時点で、すでにW42Kをほかの機種に変更していたという。

 対象となる23万5452台のユーザーには、すでに交換用のバッテリーパックが届けられ、2009年8月9日現在、22万2312台(94.4%)のバッテリーパックの交換が進んでいる。

 KDDIは、W42Kを解約、機種変更したユーザーを含め、バッテリーパックを速やかに交換のうえ、返送するよう呼びかけている。旧バッテリーパックの返却が確認できていないユーザーには、KDDIと京セラが電話やメール、個別訪問などで交換のお願いをする場合もあるという。ただし、すでにW42Kを解約または機種変更したユーザーについてはKDDIが把握していない場合もあるので、確認の上、KDDIに連絡するよう呼びかけている。

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