携帯電話には周辺機器が多数存在する。こうしたアイテムをうまく活用することで、ケータイをより便利に使えるのはもちろん、端末のスペック以上の性能を引き出す可能性もある。そこで本連載では、ケータイの普段使いに役立つ周辺機器を紹介するとともに、使い勝手や実用性を探っていきたい。第1回は、iPhone用のポータブルバッテリーを取り上げる。
外出時にiPhoneを使っていていつも困るのが、バッテリー容量の少なさだ。朝からスケジュール管理やニュースチェックに使っていると、夜まで持たないことが多い。そのため、外部接続式のバッテリーを使用している人も多いのではないだろうか。
今回紹介するOTAS(オータス)の「P-FLip Power Play Dock for iPhone/iPod touch」(以下、P-Flip)は、軽量小型で大容量の外部バッテリーとして使用できるほか、iTunesとの同期も可能な充電台として使える。9月17日からオンラインストア「OTASダイレクト」で販売中。
P-Flipは重さが71グラム、折りたたみ時のサイズは65(幅)×15(高さ)×75(厚さ)ミリ。iPhoneの約2/3程度とコンパクトなので持ち運びやすい。厚さもほぼiPhoneと変わらない。折りたたんだ状態で携帯でき、ドックコネクターを本体側に収納できるので、コネクターを壊したりバッグなどを傷つけたりすることもない。
P-Flipの充電にはUSB mini B端子を使用する。付属のコードのほか、市販されているケーブルも使えた。充電にかかる時間は明記されていないが、バッテリー容量2000mAHのリチウムポリマー充電池を使用しており、通話が8時間、ビデオ再生が15時間、音楽再生が60時間など、長時間の利用が可能だ。
充電可能な端末は「iPhone 3GS」「iPhone 3G」「iPod touch 2G」「iPod touch」。PCなどからP-Flipの充電中にもiPhoneの充電と同期ができるのが便利だ。市販のUSB接続式ACアダプターなどを併用すれば、さらに利用範囲が広がるだろう。
難点はクレードル部のコネクター接続用ガイドの幅がiPhoneの幅ぴったりに設計されているため、iPhoneを保護するカバーケースなどに入れている人は使用できないことだ。ともあれ、P-Flipは自宅やオフィス、外出先など、場所を問わず便利に使える。価格は6980円とやや高いが、購入を検討する価値は十分にあるアイテムだ。
製品名 | 価格 | 発売元 | 使い勝手 | 実用性 | コストパフォーマンス |
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P-FLip Power Play Dock for iPhone/iPod touch | 6980円 | OTAS(オータス) | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
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