第1回 外出先で充電と同期――Dockスタンド型のiPhone用バッテリーケータイ周辺機器レビュー

» 2009年09月17日 18時57分 公開
[秋吉健(K-MAX),ITmedia]
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 携帯電話には周辺機器が多数存在する。こうしたアイテムをうまく活用することで、ケータイをより便利に使えるのはもちろん、端末のスペック以上の性能を引き出す可能性もある。そこで本連載では、ケータイの普段使いに役立つ周辺機器を紹介するとともに、使い勝手や実用性を探っていきたい。第1回は、iPhone用のポータブルバッテリーを取り上げる。

 外出時にiPhoneを使っていていつも困るのが、バッテリー容量の少なさだ。朝からスケジュール管理やニュースチェックに使っていると、夜まで持たないことが多い。そのため、外部接続式のバッテリーを使用している人も多いのではないだろうか。

 今回紹介するOTAS(オータス)の「P-FLip Power Play Dock for iPhone/iPod touch」(以下、P-Flip)は、軽量小型で大容量の外部バッテリーとして使用できるほか、iTunesとの同期も可能な充電台として使える。9月17日からオンラインストア「OTASダイレクト」で販売中。

photophoto 海外製のバッテリーパックなのでパッケージは英語表記だが、13カ国語に対応し、パッケージ裏面や説明書には日本語の解説もあるので安心だ(左)。パッケージの中身。付属のUSBケーブルにはマジックテープが付いているので、携帯時も邪魔にならない(右)

 P-Flipは重さが71グラム、折りたたみ時のサイズは65(幅)×15(高さ)×75(厚さ)ミリ。iPhoneの約2/3程度とコンパクトなので持ち運びやすい。厚さもほぼiPhoneと変わらない。折りたたんだ状態で携帯でき、ドックコネクターを本体側に収納できるので、コネクターを壊したりバッグなどを傷つけたりすることもない。

photophoto iPhone本体とのサイズ比較(左)。使用時にはクレードル部を開ける。開く角度が約90度、約180度、約280度の3段階で固定されるラッチ式になっている。バッテリー側にゴム製の滑り止めが付いているので、充電台として使用した際もぐらつかず安定する(右)

 P-Flipの充電にはUSB mini B端子を使用する。付属のコードのほか、市販されているケーブルも使えた。充電にかかる時間は明記されていないが、バッテリー容量2000mAHのリチウムポリマー充電池を使用しており、通話が8時間、ビデオ再生が15時間、音楽再生が60時間など、長時間の利用が可能だ。

 充電可能な端末は「iPhone 3GS」「iPhone 3G」「iPod touch 2G」「iPod touch」。PCなどからP-Flipの充電中にもiPhoneの充電と同期ができるのが便利だ。市販のUSB接続式ACアダプターなどを併用すれば、さらに利用範囲が広がるだろう。

photophoto P-Flipへの充電に使用するUSB mini B端子(左)。充電が開始されると本体のバッテリー残量を示す3つのLEDが流れるように青色で点滅し、充電が完了すると全てのLEDが青色で点灯する(右)
photophoto iPhoneを接続するとLEDは赤色に点灯し、iPhone本体の充電が完了すると消灯する(左)。バッテリーの横幅がiPhoneとほぼ同じなので、iPhoneを横に倒してビデオ鑑賞する際にもスタンドとして使える(右)

 難点はクレードル部のコネクター接続用ガイドの幅がiPhoneの幅ぴったりに設計されているため、iPhoneを保護するカバーケースなどに入れている人は使用できないことだ。ともあれ、P-Flipは自宅やオフィス、外出先など、場所を問わず便利に使える。価格は6980円とやや高いが、購入を検討する価値は十分にあるアイテムだ。

今週のお役立ちアイテム
製品名 価格 発売元 使い勝手 実用性 コストパフォーマンス
P-FLip Power Play Dock for iPhone/iPod touch 6980円 OTAS(オータス) ★★★★ ★★★★★ ★★★

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