月に+210円でナビの通信も定額に──パケットし放題に「カーナビプラン」第1回 国際自動車通信技術展

» 2009年10月20日 14時19分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 「カーナビプラン」の概略

 「テレマティクス業界に刺激を与えたい」──。第1回 国際自動車通信技術展の基調講演に登壇したソフトバンクモバイル 取締役専務執行役員兼CTOの宮川潤一氏が、10月20日に正式発表する「パケットし放題」のオプションプラン「カーナビプラン」の概要を明らかにした。

 カーナビプランに契約すると、すでにソフトバンクモバイルの携帯電話でパケットし放題を契約しているユーザーが、本田技研工業のインターナビ・プレミアムクラブや日産自動車のカーウイングス、トヨタ自動車のG-BOOK mXにソフトバンクのケータイを接続してパケット通信を利用する場合、月210円の追加料金を払うだけで、パケット通信料が携帯電話のパケット通信料と合算される。

 これまで、テレマティクスサービスでソフトバンクモバイルの携帯電話を接続した場合の料金は従量課金だったが、カーナビプランの導入にともない、パケット通信料の上限が月4620円になる。しかも、ケータイ単体で利用したパケット通信料と合算されるため、すでにパケットし放題の上限額(4410円)を毎月払っているようなユーザーなら、月々の支払額はほとんど増えない。

 「テレマティクスサービスは、語られ始めるようになってから10年近く経つが、世界で成功した事例はまだなく、国や生活が変わったという話も聞かない。ソフトバンクだけでテレマティクス市場をどうこうできるとは思っていないが、ソフトバンクが新しい料金プランを出せば、ドコモやauも追従してくれるのではないかと思っている。テレマティクスサービスは通信料金がいくらかかるか分からない、というユーザーの不安を1つ取り払えればと思っている」(宮川氏)

 料金プランの詳細は15時に発表する予定だという。

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