NTTドコモのPROシリーズに属するシャープ製の「SH-03B」は、2009年2月に発売された「SH-04A」の後継モデル。タッチパネル対応の3.7インチ液晶とQWERTYキーを搭載しており、快適に文字入力やブラウジングができる。
ボディサイズは約56(幅)×117(高さ)×15.6(厚さ)ミリで、重さは約145グラム。ディスプレイがSH-04Aの3.5インチから0.2インチ大きくなったためか、厚さは2ミリ増している。スクエアなボディが特徴のSH-04Aに対し、SH-03Bのボディは丸みを帯びており、表面と裏面ともにフラットな形状になっている。
SH-03BではSH-04Aユーザーから挙がった不満点の多くを解消することで、使い勝手を向上させた。特に目を引く改善点が、QWERTYキーボードに独立した数字キーを採用したこと。SH-04Aの数字キーはアルファベットに割り当てられており、[Fn]キーを押しながら数字を入力する必要があったが、SH-03Bでは1つのキーだけで数字を入力できる。また、SH-04Aでは左端のみにあった[Fn]キーと[↑(Shift)]キーが、SH-03Bでは左右両端に搭載されたほか、ワンタッチで絵文字を呼び出せる[絵文字]キーも用意された。
ディスプレイ部と側面のキーも変更されている。SH-04Aではディスプレイ部にクリアキー、側面に発話キーと終話キー、プッシュトークキーが搭載されているが、SH-03Bではディスプレイ部に発話キーと終話キー、側面にはカメラキーの搭載に変更された。終話キーがディスプレイ部にあるので、操作の終了がしやすくなった。ただしクリアキーは物理キーとしては用意されておらず、クリア(戻る)操作はタッチパネルから行う必要がある。発話キーと終話キーの間にクリアキーを割り当ててもよかったと思う。
機種名 | SH-04A | SH-03B |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約54×114×16.3(最厚部約17.4)ミリ | 約56×117×15.6ミリ |
重さ | 約140グラム | 約145グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約220分/GSM:約190分 | W-CDMA:約200分/GSM:約180分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約560時間/GSM:約260時間 | W-CDMA:約450時間/GSM:約220時間 |
アウトカメラ | 有効約520万画素CMOS | 有効約520万画素CMOS |
メインディスプレイ | 約3.5インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 約1677万色 | 約3.7インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 約1677万色 |
4つのコーナーにイルミネーションを採用したのも外観の大きな特徴だ。着信時や通話中、スライド開閉時などに美しく点灯する。点灯カラーやパターンは動作ごとに設定できる。
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