2009年度のCM好感度 ソフトバンクモバイルが3年連続首位

» 2009年12月15日 22時41分 公開
[園部修,ITmedia]

 CM総合研究所が12月15日、「BRAND OF THE YEAR 2009」の結果を発表した。BRAND OF THE YEAR 2009は、毎月3000人の消費者に調査してる銘柄別CMの好感度データを集計したもので、2008年11月度から2009年10月度の1年間が対象。オンエアされた全9211銘柄1万7641本のテレビCMで、好感度1位を獲得したのはソフトバンクモバイルだった。

 ソフトバンクモバイルといえば、上戸彩さんや白い犬の“お父さん”などが登場する「白戸家(ほわいとけ)」シリーズがすでに広く知られており、好感度1位は3年連続となる。さらに、8月から放映を開始した、SMAPの5人が「The Loco-Motion」の音楽に合わせて登場するCMは、月例CM好感度調査の観測史上最高スコアを記録したという。

 2位はKDDI、3位がNTTドコモとなった。こちらは2008年度と順位が逆転。激しい順位争いがあったもようだ。KDDIは嵐を起用し、端末ラインアップをアピールするCMを中心に、笑福亭鶴瓶さんや土屋アンナさんを起用し、新サービスを訴求するユニークなCMなども展開した。NTTドコモは堀北真希さん、松山ケンイチさん、堤真一さん、劇団ひとりさん、山崎努さんや成海璃子さんらが端末を、爆笑問題がサービスや品質をアピールするCMをよく目にした。

2009年度 銘柄別CM-Branding評価Top10
順位(前年) 広告主名 商品名 代表作品名
1(1) ソフトバンクモバイル SoftBank SMAP大移動
2(3) KDDI au 朝のはじまり
3(2) NTTドコモ NTT DoCoMo 家族だから(家族の通話無料)
4(新) ロッテ Fit's 噛むとフニャン
5(404) 任天堂 ニンテンドーDSi 衣装
6(17) 日本コカ・コーラ ファンタ ファン太郎が行く 俺たちのサイダー
7(9) サントリー ボス 歌うCA
8(64) キリンビール キリン一番搾り生ビール 夏・サーバー
9(新) アフラック もっと頼れる医療保険 新EVER まねきねこダック 登場
10(13) 東日本電信電話 フレッツ光 大忙し
※集計期間:2008年11月度〜2009年10月度
※今年度のCM展開:全9211銘柄
※(新)は新商品

 こうしてみると、携帯電話キャリアのテレビCMは、近年非常に強力な存在感を放っていることがよく分かる。キャリアのCMは、1日のなかでもそれなりの比率を占めていると思われ、テレビを見る人ならおそらく1日に1回以上見ていることだろう。

 また、ケータイゲームのCMが増えた点は、2009年度の特長の1つとCM総合研究所は指摘。SNSとゲームで会員を増やしたグリーやアイア、ディー・エヌ・エー、リュックがCM-Branding評価のTop1000内で台頭が目立ったという。

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