auの春モデル「mamorino」は、子どもを守るための機能を強化した京セラ製端末。通話とメールとGPSに機能を限定し、あらかじめ設定した相手とのみ、通話とメールが可能だ。防犯ブザーを鳴らすと自動的にセコムに通報が入り、現場に緊急対応員が駆けつける機能も備えている。発売日は未定だが「春商戦には間に合う」(説明員)という。
サイズは46(幅)×86(高さ)×18(厚さ)ミリ、重さも約82グラムという非常にコンパクトな端末だ。キーを操作すると少々窮屈に感じたが、小さな子どもの手にはちょうどいいサイズだろう。キーは正面に十字キー、3つのワンタッチキー、終話キー。右側面に居場所通知キーと防犯ライトキーを備えており、通常モデルのようなテンキーやメールキー、EZキーなどは搭載していない。ディスプレイはQVGA(240×320ピクセル)表示の2インチTFT液晶を採用。IPX5/IPX7相当の防水性能も備えている。
機能は通話、メール、GPSに限定されており、インターネットサービスやカメラ、ゲームなどのアプリは利用できない。通話やメールはあらかじめ登録した最大4件までの相手とのみ可能だ。電話をかけたりメールを作成したりするには、まず1から3のワンタッチキーを押して相手を選び、メニューに沿って操作する。4件目の相手や110番などに電話する場合は、メインメニューの「でんわちょうをつかう」「きんきゅうつうほう」から操作する。
メール作成画面で入力するのは本文のみだ。30種類の定型文が用意されているほか、定型文の末尾にある「じゆうにかく」を選択すると、自分で文章を入力できる。文字は50音表から選んで入力していき、絵文字も入力できる。
待受画面で決定キーを押すとメインメニューが表示され、メールや履歴、電話帳の確認、緊急通報、設定などができる。ただし、子ども自身ができる設定は、着信音と待受画面、画面の色の設定に限られている。
ワンタッチキーの登録(アドレス帳設定)や各種機能の設定は「保護者メニュー」から行う。このメニューに入るにはロックナンバーの入力が必要だ。定型文の編集、防犯ライトやマナーモードの設定なども可能だ。
機種名 | mamorino |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約46×86×18ミリ(暫定) |
重さ | 約82グラム(暫定) |
連続通話時間 | 約270分(暫定) |
連続待受時間 | 約420時間(暫定) |
カメラ | ― |
外部メモリ | ― |
メインディスプレイ | 約2.0インチQVGA(240×320ピクセル)26万色TFT液晶 |
サブディスプレイ | ― |
主な機能 | ココセコム現場急行サービス、防犯ブザー、自動点滅防犯ライト、居場所通知、安心ナビ、発着信・送受信制限、防水(IPX7/IPX5)、自動マナー、緊急地震速報(音声お知らせ対応)、電池残量通知 ほか |
ボディカラー | きいろ、あお |
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