ドラマで使われるケータイたち2010年冬──ソフトバンクモバイル+その他編“こども店長”が使うケータイは?(2/3 ページ)

» 2010年03月16日 18時32分 公開
[青山祐介,ITmedia]

ガッキーだけドコモケータイを使用?

photo auの京セラ製「W63K カメラなしモデル」

 月曜の21時台に放送されている「コード・ブルー」は、2008年夏クールに木曜22時台の枠で放映されていたドラマの2年後を描いた物語。山下智久ら主要キャストは変わらないが、使用されているケータイは全面的に入れ替わっている。というのも前作では病院内の内線電話として使われていたのはウィルコムの「X PLATE」だったが、今作は「W63K カメラなしモデル」となっている。

 本来「W63K」には内線機能や無線LAN機能などはなく、通話するとしたらauのCDMA回線を使うことになり、病院内でケータイはいかがなものかと思われるところ。おそらくドラマでの同モデルは、院内PHSという設定なのだろう。このように、組織が採用するケータイとして多くのキャストが使っていることから、前回紹介したKDDIがスポンサーするドラマと合わせて集計すると、「EXILIMケータイ CA004」を超えて、W63Kカメラなしモデルが1位となる。

 また、このドラマは前述の通りKDDIが持道具協力に入っていることもあり、比嘉愛未や浅利陽介が使うプライベートのケータイもauだが、NTT東日本のCMキャラクターを務める新垣結衣だけは、「SH-05A」のWhiteにフロントパネル部のみ水色のシートを貼ったようなモデルを使っていた。また、最愛の恋人に先立たれた比嘉愛未が、恋人の最後のメッセージが入った留守番電話センターの録音メッセージを、繰り返し聞いているシーンも印象的だった。

堀北真希はデコレートした「T002」を使用

 もう1つのauケータイが登場するドラマがTBS系日曜夜21時台の「特上カバチ!」。前述のとおり、auのCMキャラクターである嵐の櫻井翔が出演、東芝がスポンサーということもあり、「T003」「T002」「フルチェンケータイ T001」のいずれかを各出演者が使っている。興味深いのは、主役の櫻井自身は、最新もしくは現行機種ではなく、2008年に発売されたスライド式の「W65T」を使っていること。CMキャラクターだけに最新機種を手にしているのかと思いきや、旧機種が活躍しているのが面白い。準主役的な存在の堀北真希は、ご存知のとおりドコモの看板キャラクター。劇中ではT002のファインホワイトをベースに、ディスプレイ面を濃茶色にして、さらにデコレーションしたケータイを使っていた。

photophotophoto 左から東芝製の「T003」「T002」「フルチェンケータイ T001」

 このほかのドラマでは、いずれもドコモのケータイが使われている。日本テレビ系水曜22時台の「曲げられない女」では、弁護士浪人役の菅野美穂(「SH-02B」を使用)を中心に、親友の谷原章介(「L-06A」を使用)と永作博美(「F-08A」を使用)が、ケータイで連絡を取り合うシーンが毎回登場。第1回では菅野が通帳を見るシーンで、通帳の明細に「『ドコモケイタイ』『NTT東日本』ご利用代」という文字が並ぶ細かな演出が見られた。

 テレビ朝日系木曜20時台の「853〜刑事・加茂伸之介」では、妻、娘と別れて暮らす主人公役の寺脇康文(「N-09A」を使用?)が、毎回娘からのメールを見て一喜一憂するシーンがお約束となっている。同じ金曜日のテレビ朝日系のドラマ「宿命1969-2010」では、北村一輝が「P-07A」、小池栄子が「P-09A」、上原美佐がP-03Aを使用。「サラリーマン金太郎」では前作でN706iを使っていた永井大がP-04Aを、P706iμを使っていた井上和香も同じくP-04Aと思われるケータイを使っているのが確認できた。

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