Opera Softwareが4月13日、iPhone上で動作するWebブラウザ「Opera Mini」を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。
Opera Mini for iPhoneは、Opera Mini 5がベースのWebブラウザで、ユーザーインタフェースや動作はAndroidやWindows Mobile、BlackBerry向けに提供されているOpera Mini 5と同等だ。Opera Mini 5の動作はこちらのページにあるJavaアプリで確認できる。
動作上の特長は、Opera側のサーバでページを圧縮してから端末のWebブラウザにデータを送る点。OperaではMobile SafariでWebサイトを閲覧するよりも高速に画面を描画できるとしている。
日本語にも対応しており、日本語環境にインストールすればメニューなどはすべて日本語で表示される。スタートページにはmixiやhi5、amazon.co.jpなどが登録されているので、よく使うサイトなどに入れ替えておくとより使いやすくなる。
iPhone上では、Appleが提供するMobile Safariが標準のWebブラウザとなっており、ブラウザ機能を内蔵するアプリケーションもほぼWebKit(Safariと同等のオープンソースのHTMLレンダリングエンジン)を採用しているため、サードパーティーのWebブラウザは非常に珍しい。AppleがOpera Miniの配信を認めるかどうか、世界が注目していた。
Opera Softwareは、AppleにOpera Miniの申請を出した日にWebサイトを開設し、承認までの時間をカウントアップ。20日8時間31分で承認されたことが特設ページで確認できる。
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