フルハイビジョンをとことん楽しめるAQUOS SHOT「SH-07B」の機能(1/2 ページ)

シャープ製高機能カメラケータイの証である「AQUOS SHOT」の名を持つ最新モデル「SH-07B」。2010年夏モデルでは、ついにフルハイビジョンの動画撮影機能を備えた。しかも、撮影した高精細な映像をテレビに出力して楽しめるHDMI端子も用意している。

» 2010年05月28日 00時00分 公開
[ITmedia]
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 シャープが展開するカメラ付きケータイの中でも最上位モデルにのみ冠される、「AQUOS SHOT」の名。その銘は今や誰もがメーカーであるシャープの名前を想起し、美しい写真が撮れるケータイというイメージを持たせるキーワードとなっている。1210万画素のCCDカメラと画像処理エンジンProPixによってもたらされる美しい写真は、もはやケータイカメラの域を超え、単体のデジタルカメラとして使えるほどのクオリティを実現している。

 しかし、AQUOS SHOTの進化はまだ止まらない。2010年夏モデルのAQUOS SHOTは、1210万画素のCCDセンサーはそのままに、さらにハイビジョン動画撮影機能と防水・防塵性能を備えて登場した。今回はAQUOS SHOTがハイビジョン動画の撮影に対応したこと、そして防水・防塵性能を備えたことで何が変わり、どんな進化を遂げたのかをリポートしたい。

PhotoPhotoPhoto ドコモ向けAQUOS SHOT最新モデル「SH-07B」。ボディカラーはBlack、Red、Silverの3色

“フルハイビジョン”という驚きの表現力

 2011年7月に迫っているアナログ放送の停波や、エコポイントによる各種優遇制度などの要因により、久しぶりにテレビを買い替えた人も多いのではないかと思う。テレビをより大きな、解像度の高いものに買い替えた人は、これまで自分が見ていたものと、新しいテレビで見られる映像の違いに驚かなかっただろうか。

 地上アナログ放送を映すテレビの映像は、解像度が640×480ピクセル程度で、縦横比が4対3になっているのが一般的だ。一方、多くの地上デジタル放送対応テレビの映像は、一部の例外はあるが1920×1080ピクセルで視聴できる。画面上の点(ドット)の数が6倍近く違うので、当然のことながら地デジ対応テレビの最高画質で映像を見ると、アナログテレビの映像はまるでぼやけているかのように見える。

 こうした視聴環境の進化とともに、ケータイやデジタルカメラで撮影できる映像の解像度も年々高解像度化が求められてきている。ユーザーが高精細な映像を見慣れてくると、ケータイで撮った映像も高精細に進化しなくては、多くの人が「なぜケータイで撮った動画は画質が悪いのだろうか」と感じるようになってしまうからだ。

 そこにいち早く目を付け、早々とフルハイビジョンでの動画撮影をサポートしたのがシャープのSH-07Bというわけだ。フルハイビジョンの動画は、1920×1080ピクセルという、これまでのケータイカメラの動画機能とは次元が違う高い解像度を持つ。さすがにケータイの画面上で見比べても、画面の解像度がフルワイドVGA(480×854ピクセル)なので顕著な差はないが、フルハイビジョン対応の薄型テレビで表示するとその違いは歴然だ。

 ケータイでフルハイビジョンの映像なんて……と思うかもしれないが、一度その映像を見てみれば、きっと撮れた方がいいと感じるに違いない。特に家に大きなテレビがあり、動画を撮影する機材を持ち歩いていないならなおさらだ。ちょっとしたとき、ふとしたタイミングで動画を撮りたくなったとき、SH-07Bがあれば、いつでもフルハイビジョンの映像が撮れる。ケータイにカメラが搭載されるようになって、写真を撮る人や機会が増えたように、ケータイでフルハイビジョン映像が撮れれば、きっと映像を撮る人、撮る機会は増えていくだろう。

フルHD対応に合わせて搭載された数々の動画撮影機能

 もちろん、SH-07Bの動画撮影機能は、1210万画素CCDカメラで単純に動画“も”撮れるようにしただけのシンプルなものではない。静止画と同様、カメラ任せできれいな映像が撮れるオートモードを軸に、本格的な撮影も可能な細かな設定機能を用意している。

Photo SH-07BのカメラはCCD 1210万画素。新たにフルハイビジョンの動画撮影が可能になった。LEDフォトライトの下に動画用のアウトマイクも備えている

 SH-07Bでの動画撮影は、基本的に端末を手持ちで構えることになるため、当然手ブレ補正機能はフルハイビジョン撮影に対応したものを搭載。カメラを構えた瞬間から、フォーカスエリア内で動く被写体にピントを合わせるので、シャッターを押すとすぐに撮影を開始できる。さらに、ピントを合わせた被写体を自動追尾する「チェイスフォーカス」が利用でき、子供や動物などの動き回る被写体をしっかり捕らえつつ、ブレを抑えた映像が撮れる。

Photo 精細な3.4インチタッチパネルディスプレイをファインダーにして撮影ができる。各種メニュー項目は、設定の変更が不要な場合には左下のボタンにタッチすると消しておける

 また動画は、細かな設定を気にすることなく気軽に構えて撮れるよう、被写体を自動認識して最適なモードにしてくれる「フルハイビジョン動画シーン自動認識」機能を備える。シーン別撮影を「自動認識」に設定しておけば、人物、夜景+人物、夜景、料理、風景、文字の6つのモードと、標準モードのいずれかから最適な撮影設定を適用してくれる。人物モードでは、顔の色が暗くならないよう、色合いや炉種とを調整して自然で健康的な肌色を表現。夜景+人物モードでは、露出の調整と高輝度LEDを採用したフォトライトで人物も背景もきれいに写す。また風景モードでは、緑や水面、青空などの色調や画質をきめ細かく鮮やかに調整し、自然で鮮やかな印象の映像が撮れ、料理モードなら色合いや露出の調整で鮮度の高いおいしそうな映像にしてくれる。

 このほか、動画のシーンモードは手動で設定することもでき、自分が撮りたいシーンがあらかじめ決まっている場合や、意図的に特定の設定で撮影したい場合は個別に指定できる。手動設定の場合は、スポーツなどの動く被写体を撮るのに適したスポーツモードや、逆光時に被写体が暗くなるのを防ぐ逆光モードも設定可能だ。

PhotoPhotoPhoto 撮影中に設定を変えたい場合は、画面上に用意されたアイコンをタッチすればいい。シーンモードはオートのままでもかまわないが、スポーツモードや逆光モードは手動で設定する。解像度やAFの設定もタッチ操作で簡単にできる

 動画撮影機能の搭載に合わせて、これまでのAQUOS SHOTにはなかった、被写体の音声をクリアに録音できる撮影用のアウトマイクを底面に用意しているのも見逃せないポイント。これまでの動画撮影機能は通話用(送話口)のマイクを流用していたが、SH-07Bには専用のマイクがあり、場面に応じてマイクを切り替えられる。

 フルハイビジョンで動画を撮影すると、どうしても動画のファイルサイズは大きくなってしまうので、保存するためのmicroSDHCメモリーカードは必須となる。もし持っていなければ、端末購入時に一緒に入手しておこう。SH-07Bでは最大16GバイトまでのmicroSDHCの動作確認がされている。

 撮影した映像は、microSDHCからPCに取り込んだりすることが多くなるだろうが、撮影直後にブログやSNSへ投稿することもできる。さすがにフルハイビジョンの動画をそのままメールに添付して送ることはできないので、自動的に解像度をQVGA(320×240ピクセル)に変換し、ファイルサイズが2Mバイト以下になるように切り出してくれる。投稿先をあらかじめ設定しておけば、これらの作業は特に意識することなく端末側がやってくれるので、あまり細かいことは気にせず簡単に映像が投稿できる(パケット通信料は高くなると思われるので、使いこなすつもりなら定額制に加入しておくことをお勧めする)。

 なお、最初からメール添付やブログアップを目的に撮影する場合は、「マイカメラ」設定を活用して適宜フルハイビジョン設定と投稿・メール用設定を切り替えるようにすると便利だ。マイカメラ機能は、AFモードやシーン別撮影、画像サイズなどの設定を記憶しておいてくれるので、ブログやメール向けの設定を保存しておけば、ブログ用の動画を撮りたいときだけ明示的にモードを切り替える、といった活用ができる。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年6月17日