写真で解説する「F-07B」(2/2 ページ)

» 2010年06月02日 21時41分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 カメラは1220万画素CMOSを装備。F-06Bが対応しているフルハイビジョン動画の撮影はできないが、静止画撮影についてはF-06Bに迫る機能を備えている。登録した人物の顔を認識してピントを合わせる「サーチミーフォーカス」、最大ISO25600相当の高感度撮影、自動シーン認識、画質劣化の少ないスーパーデジタルズームなどを利用できる。自動シーン認識ではQRコードも認識可能になった。

photophoto 静止画は最大4000×3000ピクセルの撮影が可能
photophotophotophoto サーチミーフォーカス(写真=左端)、笑顔度を設定できるスマイルファインダーを搭載する(写真=左中)ほか、多彩なシーン設定を用意(写真=右中、右端)
photophoto ディスプレイを90度傾けると、横画面のままスムーズに撮影できる

 新たなメールの便利機能として、「メール自動返信」と「予約メール」を採用している。メール自動返信は、着信時と新着メールの受信時に、あらかじめ指定したメッセージを自動で返信してくれる機能。メッセージは3件、100文字まで登録でき、送信相手をアドレス帳から選ぶことも可能。ただし相手ごとにメッセージの内容を変えることはできない。今後は、ドコモがワイヤレスジャパン2009で発表した「メールエージェント」のような、受信メールの文脈を解析して返信メールを自動で作成する、といった進化にも期待したい。

photophotophoto 左の端末から右の端末へ電話発信。右の端末は、あらかじめメール自動返信をオンにしている(写真=左)。着信してから数秒後に、メールが自動送信された(写真=中、右)
photophoto 左の端末で、電話に出られない旨のメールを受信した
photophotophotophoto 「メール設定」から「メール自動返信」のオン/オフを設定する(写真=左端、左中)。メッセージは3種類を登録できる(写真=右中)。自動返信メールの送信先は、アドレス帳から指定したアドレス、アドレス帳のグループ、アドレス帳の登録相手すべから選べる(写真=右端)

 予約メールは、指定した日時にメールを送信できる機能。ドコモ端末は、公式サイト「iモードメールplus」で提供されている「タイマーメール」を利用できるが、送信できる相手はiモードユーザーのみ。F-07Bの予約メールなら、Webサイトへアクセスする手間を省けるのはもちろん、送信相手を気にせずに時間指定メールを送れる。ちなみに、予約メールでは2050年まで期限を選択できる(タイマーメールは3カ月先まで)。予約できるのは最大10件。誕生日や記念日などのメールを送るときなどに活用したい。

 メール自動返信と予約メールはF-06BとF-08Bでも利用可能だ。なお、F-07Bは発売時期が早いため、ソフトウェアは「F-03B」など2009年冬モデルがベースになっており、F-06Bよりもやや古い。

photophotophoto メール作成画面のサブメニューにある「送信予約」→「日時指定送信」から日時を決めて送信する
photophoto メールのあて先には、あらかじめ登録したブログやSNSも選択でき、スムーズに画像やメッセージを投稿できる(写真=左)。予測変換にはデコレーション絵文字も表示される(写真=右)。日本語入力システムはATOKを採用している
photophotophoto 「スイング設定」に任意の機能を登録しておけば、ディスプレイを左右に傾けるだけで、登録した機能が起動する。左右それぞれのスイングに機能を割り当てられる
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