iPhone 4の予約で「Wホワイト」や「基本オプションパック」の契約を強要されませんでしたか?Mobile Weekly Top10

» 2010年06月18日 23時09分 公開
[ITmedia]

 今週のアクセスランキングは、6月7日(現地時間。日本では6月8日)に発表された「iPhone 4」関連の記事が上位を占めた。ドコモの2010年夏モデルで一部の機種が採用した共通UIの記事や「Xperia」のOSアップデートに関する情報、その分解記事なども善戦したが、さすがに世界中の注目を集めるiPhone 4には太刀打ちできなかった。

 さて、そのiPhone 4の予約受け付けが始まった6月15日、Twitter上ではソフトバンクの孫正義社長宛てに、オンラインショップにアクセスできない旨や、顧客管理システムがつながりにくくなり、店頭での予約ができなかった、あるいはものすごく時間がかかったことを切々と訴えるツイートがあふれた。そうしたツイートの中には、予約はできたものの、販売店で「契約が必須」と言われ、必要もないのにWホワイトや基本オプションパックの契約を強要させられたり、契約を断ったところ割賦販売の「頭金」として追加料金を課されたりして、孫社長に不満をぶつけるものなどもあった。

 Wホワイトは、ホワイトプランに月額980円を追加で払うことで、ソフトバンクケータイやディズニー・モバイルケータイへの21時から翌1時までの国内通話と、他社ケータイへの国内通話を10.5円/30秒(ホワイトプランの半額)にするという通話料割引サービス。基本オプションパックは、「待ちうた」「紛失ケータイ捜索サービス」「安心遠隔ロック」「S!電話帳バックアップ」「位置ナビ」「留守番電話プラス」「割り込み通話」「グループ通話」といたオプション機能を、まとめて月額498円で利用できるというお得感のあるオプションだ。

 Wホワイトは、電話をあまりしない人にとってはまったく不要のもの。一方基本オプションパックは、iPhoneのビジュアルボイスメールを利用するために必須の「留守番電話プラス」が単体で契約しても315円/月なので、加入しておいても悪くはないが、こうした機能が不要な人にとってはやはり月の負担額が上がる要因になる。強制的に加入させられるのは納得がいかない話だろう。

 実際、こうしたオプションの強制加入は、iPhone 3GやiPhone 3GSの販売時にも行われていた。これは、販売代理店がオプションの契約を獲得することでソフトバンクモバイルからの販売奨励金が得られるためだ。店舗での売上を伸ばすための策だったのだろう。契約翌日に解除手続きを取るなどすれば、それほど大きな出費にはならないため、これまでは泣き寝入りして各自で対処することが多かったと思われる。

 しかし今回は、Twitterを介して孫社長にユーザーからの不満の声が直接届き、孫社長は無償でのオプション解約を約束した。手続きの詳細は後日発表するとしているが、もし、予約時に自分は契約するつもりがなかったオプションの契約を迫られ、しぶしぶ承諾した人がいたら、この孫社長のツイートを盾に、オプションを外してもらうといいだろう。

Photo 孫氏のツイート

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