NTTドコモの「らくらくホン」シリーズ最新機種「らくらくホン7」は、iモードやメール機能を充実させ、ディスプレイやカメラなどのスペックも強化するなど、前モデル「らくらくホン6」が正統進化したモデルだ。7月23日に発売予定。型番は「F-09B」。
ボディサイズは約50(幅)×110(高さ)×15.5(厚さ、最厚部19)ミリで、重さは約123グラム。デザインやキーの割り当ては、らくらくホン6から大きくは変わっていないが、らくらくホン7では新たに「らくらくサイト」ボタンを用意。このキーを短押しすると、らくらくホン向けの見やすい「らくらくiメニュー」にアクセスできる。
らくらくホン6で話題を呼んだ防水・防塵性能も継承している。防水性能はIPX5/IPX7に加え、らくらくホンシリーズで初めてIPX8もサポートし、水深1.5メートルにケータイを沈めた状態で約30分間、カメラを使用できる。また、らくらくホン7は6と同じく、ほかの防水ケータイとは異なる耐久試験を行っており、飲料水や海水で端末が濡れても問題なく動作する。
らくらくiメニューは7月23日の午前9時にリニューアルし、ニュースや天気などのジャンルをページ最上部に大きなアイコンで表示する。このアイコンにカーソルを合わせると吹き出しが現れ、ニュースの見出しや天気予報などが表示される。また、シニア向けに旅やグルメなどの情報を、iモード情報料無料で紹介する「らくらくニッポン探訪」へのリンクも設けている。
ディスプレイは、らくらくホン6の2.8インチQVGAから3.0インチワイドVGAにサイズと解像度が向上している。さらに、らくらくホン7ではバックライトをオフにした状態でも、明るい室内や太陽光のある屋外では、反射光によって表示が可能。ケータイのバッテリー消費の多くを占めるバックライトがオフなので、節電にも貢献する。ディスプレイの最大輝度は400カンデラ。
2.0インチの大型サブディスプレイを搭載しているのも大きな特徴。ここには時刻やカレンダー、歩数・活動量のほか、iチャネルやiコンシェルを表示でき、撮影した写真の待受設定も可能。iコンシェルは当日と翌日の天気予報や電車の遅延情報など、1画面で完結した情報が表示される。画面をスクロールしてさらに多くの情報を確認するといったことはできない。なお、サブディスプレイにiコンシェルを表示できるのは、らくらくホン7が初めて。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.