「spモード」に契約したら、まずアクセスポイントの設定をする必要がある。筆者のようにmopera Uを解約してspモードを契約した場合、アクセスポイントの設定をしていないとスマートフォンからインターネットに接続できない。ここでは「Xperia」「LYNX SH-10B」「dynapocket T-01B」の3機種で設定方法を紹介する。
Xperiaでは「設定」→「ワイヤレス設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」のサブメニューから「初期設定にリセット」を選ぶと、アクセスポイントに「spモード」が現れる。筆者はこの方法で設定できた。ほかに、サブメニューの「新しいAPN」の「名前」に「spモード」、「APN」に「spmode.ne.jp」を登録してサブメニューから「保存」を選んで設定する方法もある。
SH-10Bでは「設定」→「通信」→「モバイルネットワーク設定」→「アクセスポイント名」のサブメニューから「新しいAPN」を選び、「名前」に「spモード」、「APN」に「spmode.ne.jp」を登録してサブメニューから「保存」すればよい。
T-01Bは「設定」→「接続」→「接続」で「新しいモデム接続の追加」を選び、接続名に「spモード」、モデムの選択で「パケット通信(3G、GPRS)」を選ぶ。続いてアクセスポイント名に「spmode.ne.jp」を入力し、次の画面で「完了」を選べばよい。
以上の設定が完了すると、スマートフォンからインターネット接続が可能になる。試しにWebサイトにアクセスできるか確認してみるといいだろう。
spモードメールを利用するには、専用のアプリをダウンロードする必要がある。Android端末のXperiaとSH-10BはAndroid マーケット、Windows PhoneのT-01B、SC-01B、T-01AはWindows Marketplace for Mobileからアプリを入手できる。Xperia、SH-10B、T-01Aは「ドコモマーケット」経由でも入手可能だ。
Android端末はAndroid マーケットで「spモードメール」検索から、Windows Phoneは、Windows Marketplace for Mobileの「カテゴリ」の「コミュニケーション」からダウンロードできる。ドコモマーケットからのアクセスは以下の画面を参照。アプリの容量はAndroid版が9.5Mバイト、Windows Phone版が1.6Mバイト。Android端末は別個のアプリとして使用するが、Windows PhoneはOutlookのプラグインとなり、Outlookのメール一覧に「spモードメール」が追加される。
spモードに新規で契約をすると、新たに「@docomo.ne.jp」のアドレス(以下、spモードアドレス)が取得でき、任意のアドレスに変更できる。iモードを解約してspモードを契約した場合、iモードアドレスがspモードメールに引き継がれる。
筆者のようにiモードとspモードの両方を契約している場合、以前使っていたiモードアドレスに加え、spモードアドレスを取得できる。初期状態ではスマートフォンでspモードアドレス、iモード端末でiモードアドレスを使用できるが、これら2つのアドレスを入れ替えて、スマートフォン(spモードメール)でiモードアドレスを使うこともできる。
まず、spモードのお客様サポート(https://spmode.ne.jp/setting/ またはドコモマーケットの「お客様サポート」から)にスマートフォンからアクセスし、「メール設定」の「メールアドレス入替え」を選択しよう。spモードパスワード(初期状態では「0000」)を入力して「決定」を押すと、iモードアドレスとspモードアドレスが入れ替わる。その後の画面で、メール設定の入れ替えもでき、iモードアドレスに設定していた迷惑メールなどの設定もスマートフォンに反映できる。
なお、iモードアドレスとspモードアドレスの両方を、spモードメールアプリで同時に使うことはできない。2つのアドレスでやり取りするメールをスマートフォン1台で管理したい場合、適時アドレスを入れ替える必要がある。
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