ストラップを利用している人にとって気になるのが、ストラップホールの有無。スマートフォンではiPhoneをはじめ、ストラップホールを備えていない機種が多いが、今回の8機種の中ではXperia、SH-10B、BlackBerry Bold 9700のドコモ端末がストラップホールを搭載している。IS01はストラップホールを備えておらず、SH-10Bとの外観の大きな違いとなっている。
BlackBerry Bold 9700のストラップホールは通常のタイプとは異なり、バッテリーカバー内部にある。まず、バッテリーカバーを外してから左下側面の穴にストラップのひもを通し、内側のフックにひもを引っかけて固定する。筆者はひもを穴に通すところは素手でもできたが、フックへの固定は素手ではできなかったので、シャープペンの先端でひもをフックの下に押し込んでから固定した。また、ひもの太さによっては(素手で)穴に通すことはできなかった。BlackBerry Bold 9700にストラップを装着させるには、一工夫する必要がありそうだ。
今回取り上げた機種はBlackBerry Bold 9700を除いてタッチパネルを搭載しており、Xperia、iPhone 4、X06HT/X06HTIIは文字入力用のキーを備えないフルタッチ端末だ。QWERTYキーを備えるT-01BとIS02も、本体を閉じれば(文字入力も含めて)フルタッチ端末として使える。タッチパネルですべての操作ができるとはいえ、タッチ操作をサポートするハードキーやセンサーキーの存在も重要だ。各モデルがどんなキーを備えているのチェックしてみよう。
Xperiaはディスプレイ下部にある3つのキーから、サブメニュー呼び出し、ホーム画面表示、戻るといった操作が可能。サイドキーからはカメラを起動でき、シャッターとしても機能する。
SH-10BとIS01はQWERTYキーボードのほか、電源キー、ホームボタン、戻るキー、MENUキーを用意。決定操作やスクロールが可能な「トラックボール」も備えている。
T-01BとIS02は、本体を閉じた状態では、ディスプレイ下部にある3つのセンサーキーを使い、ダイヤル画面やスタートメニューの呼び出し、ホーム画面表示などの操作が可能。サイドキーからカメラの起動も可能だ。
BlackBerry Bold 9700は左右のサイドキーそれぞれに、任意の機能を割り当てられるショートカットが便利。センターキーには、指でなぞることでカーソル移動ができる「トラックパッド」が採用されている。
iPhone 4の物理キーは、この中では最も少ない5つ。電源のオン/オフ、音量調節、マナーモード切り替え、ホーム画面呼び出しが可能。サブメニュー呼び出しや戻る操作ができる物理キーはなく、(良し悪しは別として)Android端末などと比べるとシンプルな仕様となっている。
X06HT/X06HTIIは、Android端末ではおなじみのホームボタン、MENUキー、戻るキーのほか、なぞってカーソル移動ができる「光学ジョイスティック」も搭載している。ディスプレイ下部に5つのキーが並んでいるので、少し煩雑な印象もある。
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