KDDI、10月1日から「auフェムトセル」を全国で導入

» 2010年09月28日 14時35分 公開
[園部修,ITmedia]

 KDDIが9月28日、自宅の「auひかり」回線と接続してauサービスが利用できる自宅用小型基地局「auフェムトセル」を全国で導入すると発表した。

 auフェムトセルは、これまで東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で先行して導入した電波改善用の機器。個人ユーザーの宅内を対象に、半径10メートル程度のau携帯電話の通話エリアを形成する。家の中では電波が入りにくいケースなどを改善し、快適にauケータイで各種サービスを利用可能にする。

 これまでエリアの改善は、主に屋外の電波を増幅させ、屋内に再送信する「auレピータ」を中心に利用してきたが、今後は全国でauレピータとauフェムトセルが選択可能になる。

 auフェムトセルの申し込みは、auお客様センターに電話をするか、「みんなでつくろう!auエリア」に自宅の電波改善要望を登録した後、電波環境調査を受け、auフェムトセルの設置が可能と判断された場合に申し込める。調査費用や機器設置費用は無料。電波改善ツール本体も無料で利用できる。ただし機器の月々の電気代とauひかり回線の費用はユーザーが負担する必要がある。

PhotoPhoto 左がauフェムトセル、右がauレピータ

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