KDDIが11月下旬に発売するシャープ製のAndroidスマートフォン「IS03」は、おサイフケータイやEメールに対応するなど、メイン端末としての使用を想定したモデルだ。一般のハイエンドケータイとほぼ同等のスペックを持つIS03だが、実際の使い勝手はどうか。UI(ユーザーインタフェース)や主な機能を調べた。
ホーム画面のUIは、Android端末の個性が反映される部分であると同時に、ここの操作性が端末自体の使いやすさを左右すると言っても過言ではない。IS03のホーム画面は基本的にはIS01を継承しており、表示がIS01の横から縦に変更されたところ以外は同等の使い勝手を実現している。ショートカットやウィジェットを自由に配置できるのはもちろん、メニューアイコンを押すとカード型のメニューが透過表示される。
ホーム画面は初期状態では3ページ分が用意されており、最大10ページまで増やせる。カード型メニューにあるアプリをドラッグすると、ほかのページへ移動できるほか、新しいページを作ってそこへ設置することもできる。また、画面右下のアイコンをタップすると起動中のアプリ一覧が現れ、各アプリを終了させられる。
新着情報を表示するステータスバーは、IS01から改良されており、バッテリー残量やWi-Fiの電波強度を表示するほか、マナーモードやベールビューの設定をここから行える。ステータスバーは、画面上部に触れたまま下へスライドさせると現れる。
気になるタッチパネル反応速度はおおむねスムーズだったが、フリックをした際に誤って選択してしまったり、誤操作をすることがあった。説明員によると、発表会で展示されていた端末は試作機のため、これからチューニングをするとのこと。製品版ではさらに快適に使えることを期待したい。
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